子どもが小学校に入学すると、準備するものがたくさんありますよね。まず思い浮かぶのは子どもが6年間も使う“ランドセル”。丈夫に作られているため値段も高いですが、中にはランドセルを支給してくれる学校もあるようです。

 

茨城県の小学校では“ランドセル”を支給する取り組みが!


最近話題になったのは、茨城県の日立市が行っている取り組み。日立市では新しく入学する子どもたちに“ランドセル”を支給しています。これがSNSで拡散されると、「親にとっては凄く助かる!」「私の住んでいるところでも配ってほしい」などのコメントが続出。

 

実は、日立市でこの取り組みが始まったのは昭和50年のことです。当時は「第一次オイルショック」の影響で、物価が上昇していました。そこで入学祝いも兼ねて、日立市は新1年生にランドセルを贈呈。家庭の経済的負担を抑えるため、今でもランドセルを支給する伝統が残っています。

 

同ランドセルは定番の赤色と黒色が用意されており、色は子どもが自由に選択可能。また新しく入学してくる子どもだけでなく、市外から転入してきた子どもにも要望があれば配られるようです。

 

ちなみに、この日立市のランドセルは現在3代目。形や作りが少しずつモデルチェンジされていて、現在のランドセルは肩の負担を軽減するために“ワタ”が入れてあります。初代のランドセルは傷や汚れに弱かったそうですが、時代と共に丈夫な素材に進化。多くの小学生の通学を支えてきました。