【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

 

ライター名:つついゆう

 

働くママの悩みは「いかに短い時間で家事を終わらせるか?」というものが多いのではないでしょうか。ただ、どんなに家事を効率化してもママだけが大変なのでは、辛いですね。そんな時「夫が家事メンだったらなぁ」と夢見てみたり。だけど・・・現実はなかなか夫が手伝ってくれないと悩まれているお家も多いのでは?我が家の夫も、昔は仕事が忙しいと家事に対して消極的でした。仕事と子育ての両立を始めて4年。少しずつ、家事に協力的になってきた夫。過去の自分への自戒の念を込め、家事メン育成の経過をお伝えします。

 

1.夫と妻の心のズレ

夫は、奥さんが大変そうと感じていても「何をすればいいのか分からない。」「何を求められているか分からない。」分からないから何もしない・・・(何かして怒られるのも嫌)。「オイッ」と奥様方のツッコミが聞こえた気がしましたが、正直な気持ちだそう。

 

ただ、夫の視点に立ったら、少し気持ちも分かる気もします。(少しだけですけど・・・)『普段していなかったこと(新婚時代に手伝おうとしたら「大丈夫だよ~♡」と妻が可愛く言ってくれていたこととか)が、いつかのタイミング(子供出産、仕事復帰etc)で、気づかないうちにに、自分もすべきことになっていた。』感じなのでしょう。

 

良き妻を演じていた私ですが、子育てに仕事にいっぱいいっぱいになっていくにつれ、気持ちは変化して、いつの間にか「家事は、夫婦で負担するべき!」と考えるようになっていたのですね。

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2.厄介な「~するべき!」それは本当に当たり前?

保育園ではパパが送り迎えをしていたり、家事はきっちり分担しているお家の話を聞いたりすると「なんでうちの夫は何もしないのだ!」と怒りを覚えたりしたこともありました。ただ、怒りというのは「自分の考える当たり前」と「現実」とのギャップから生まれます。私は他のお家と我が家の状況を比較して、怒りを感じていたのです。でも、他のお家と我が家の状況は、良くも悪くも違うものです。ピンポイントに送り迎えだけを比較して、夫を非協力的だ!と批判するのは正当な評価ではありませんね。

 

3.依頼は、元気な時に!

何もしない夫には「はっきり依頼する」これに尽きる気がします。「気づくはず」「分かるはず」として欲しいことを言わずにいたら状況は変わりません。「何を」「いつまでに」「どうして欲しいのか」簡潔に伝えることが大切です。

 

夫に家事を依頼したい時・・・それはママが疲れている時ではないでしょうか。そんな時は語尾が強くなりがち。それでは、相手も身構えてしまい、進む話も進まないものです。なので、普段調子の良い時に少しずつ簡単なことを依頼していくことをお勧めします。あと、一度のたくさんの依頼は避けた方が良いでしょう。だいたい、最初の一つしかしていません…男性はマルチタスクが苦手という話もありますので、譲歩が必要なのでしょう。

 

そして、たくさんの感謝を伝えましょう!夫曰く「こんなことで喜んでくれるんだ」と記憶すると次に似た状況の時に「やっておこうかなぁ」と思うようになったと言っていました。優しくされたら、優しくしようと思うし、その逆もまた然り。感謝の循環が家事メンを育てると感じるこの頃です。

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我が家も、まだまだ家事の割合は私の方が多いですが、夫婦で話し合い徐々に夫が協力的になってきてくれているので、気持ちは穏やかです。また最近は料理の楽しさに目覚めたようで週末は楽しそうにキッチンに立っています。その気持ちが継続するよう心から感謝を伝える毎日です。

 

家事の分担を5:5にするのが目的ではなく、家族が穏やかに過ごすために協力し合える関係を築いていくことを考えると、お互いの納得する答えに近づけるのではと感じています。