◆子どもは別の人格を持った存在
子どものしつけについて夫婦で意見がすれ違ってしまったときの対処方法について見て来ました。
けれども、最終的には、「子どもは両親とは別の人格を持った存在」であることを常に念頭に置いた上で対処することが重要になります。
子どもが得意とすることや苦手なことは、両親と同じではありません。
また、お子さんが「将来こうなりたい」と思っている姿は、ご両親が思い描いている姿とは全く別のものである可能性もあります。
あくまでも、親は子どもの人生を応援する存在であることを忘れないで、サポート役に徹することが肝心になってくると言えるでしょう。
親が自分の価値観を押し付けて、子どもの可能性を狭めてしまったり、潰してしまったりすることがないようにしたいものです。 子どものしつけ方が夫婦で食い違ったままにしておくこと、子どもに混乱を引き起こしてしまうこともあります。そのようなことが起こらないよう、教育方針の相違はできる限り早めに解決することをおすすめします。
「パパはOKと言ったのにママはダメ」といったような違いがあると、子どもはどちらの意見を取り入れれば良いのか困ってしまうことになります。
いずれにしても、子どもが戸惑うことなく、のびのびと過ごすことが出来る環境作りを最優先に対応されることが大切と言えるのではないでしょうか。
子どもを思わない親はありませんが、その気持ちが強すぎて、夫婦の仲がこじれてしまったり、家族の関係がギスギスしてしまうのでは本末転倒です。
子どものしつけ方で夫婦の意見が食い違ってしまったときは、子供の気持ちや考えを尊重し、夫婦や家族として、より良い関係を築けるようお互い努力しましょう。