子どもの出産と育児のために、産休と育休をまとめて取得する人も多いのではないでしょうか。育休は延長すると最長2年間取得できるため、かなりの長期休暇となります。


育休中は子どもと二人きりで過ごす時間が多く、それ以外は料理や掃除などの家事に追われて、ストレスをためてしまうこともあります。なるべく上手に自分の時間を作りながら、ストレスをためないように子育てをしたいものですよね。


少しのスキマ時間を上手に使って資格取得の勉強をすれば、ストレス解消にもなりますし、自分のスキルアップにもつながります。資格を取得できれば、職場に復帰した後に手当が支給されるようになり、給与アップにつながることもあるでしょう。


そこで今回は育休期間にチャレンジしたい資格について、職種別にご紹介します。

■営業職に向いている資格

・ファイナンシャルプランナー 個人や企業の資産や負債、収入や支出などのデータを元に、さまざまな資金計画を立ててアドバイスを行う資格をファイナンシャルプランナーといいます。年金や保険、不動産や税金などを元に金融資産の運用を検討することができます。 国家資格では1級から3級までのFP技能士の資格が取得でき、民間資格ではAFPとCFPの資格を取得することができます。 金融機関や不動産、保険を取り扱う会社では欠かせない資格で、営業職だけでなく事務職も取得していると有利とされています。 FP資格を取得するなら、まずは敷居の低い3級から狙ってみるのが良いでしょう。


合格率は50パーセントから70パーセントと高く、受験費用は6000円です。勉強時間は80時間から150時間で、難易度はそれほど高くありません。 ・中小企業診断士 中小企業の経営状態を診断し、経営課題をアドバイスする資格が中小企業診断士です。日本版のMBAとも呼ばれており、唯一の経営コンサルタント資格です。 幅広い経営知識を身につけることができるため、経営コンサルタントはもちろん、金融系や人材系など、さまざまな営業職で重宝される資格です。 中小企業診断士は国家資格で、合格率が7.2パーセントとかなり難易度の高い資格です。勉強時間は800時間から1000時間ほどで、受験費用は13000円必要になります。 ・TOEIC 最近では多くの会社で求められている資格で、英語力の高さを判定するテストです。スコアが高いほうが英語力が高いとされており、全体の平均点は580点ほどなので、最低でもこれ以上は目指すようにしたいですね。 メーカーや商社はもちろん、海外展開を目指している会社にとっては英語を話せる人材は重宝されるので、ぜひともチャレンジしておきたい資格の一つです。営業職だけでなく、あらゆる部署で活かされる資格でもあります。 勉強時間は300時間程度で、受験費用は5725円です。育休中のスキマ時間だけでなく、子育ての際に英語のDVDを一緒に見るなどして、子どもと一緒に英語の勉強に取り組めます。