■ママ友の子供、叱るべき?

よその子でも関係なく、また遠慮なく叱ることができるママもいます。そうした人は、叱ってあげるのが愛情だと考えているようです。悪いことは悪いことだから、よその子でも自分の子供と区別することなく、はっきりと注意します。 しかし一方で、やはりママ友の子供は叱れないという人も少なくありません。叱った後で、ママ友との関係が悪くなるのがいやだからです。 また、自分の子供がしないような行動を取る子供に対して、驚き、本当に叱ってよいのかわからなくなるママもいるようです。 このような場合、家庭におけるしつけの違いを感じてしまい、ママ友との付き合い自体を楽しめなくなることがあります。中には相手との連絡を絶ち、交際をフェードアウトする人も少なくありません。

 

■よその子でも注意すべきシチュエーション

実際に、家庭によって子供の育て方にはいろいろな考えがあります。言っても聞かない子もいるでしょう。目に余る行動を取る子供については、まずママ友に話をしてみるのがよさそうです。 児童館や支援センターのような公の場であれば、管理をしている保育士に相談するのもよいでしょう。 ただ、大人が叱るべきタイミングは間違いなくあります。それは、子供が危険な目に遭いそうなときです。 高いところに上ってしまった、すべり台の上でふざけている、駐車場で走りだした、おもちゃを飲み込もうとしている。こんなときにはとっさに声が出ることもあるでしょう。こうした場合には、よその大人が声をかけても、怒る親はまずいません。 また、ほかの子供をたたいたり髪の毛を引っ張ったり、暴力をふるったときも同様です。子供はまだ、人間関係のルールを知りませんから、こうしたときは大人が注意してあげることが大切です。

 

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