子どもが記憶するパターンは2つに分かれる!


子どもの忘れ物に関しては、以前『ウワサの保護者会』(NHK)でも話題になったことが。番組のアンケートでも、「子どもの忘れ物に困ったことがある」という保護者は78%にのぼっています。

 

そこで、同番組では広島大学の湯澤正通教授が「忘れ物対策」を紹介してくれました。先生によると、子どもが一時的に記憶する方法は「耳で聞いた音声を記憶する方法」と「映像イメージを記憶する方法」の2つのパターン。“何度言われても忘れてしまう”子どもは、音声よりも映像で記憶するタイプです。イラストに描いて、頭の中でイメージする方が効果的かもしれません。

 

また、子ども自身に忘れ物対策を考えさせることも大切。京都橘大学の池田修教授は、子ども自身の行動を「家に持ち帰る段階」「準備する段階」「提出する段階」に分ける方法を教えてくれました。どの段階に忘れ物の原因があるかを親子で把握して、解決策を子どもと一緒に考えます。例えば「家に持ち帰る段階」で忘れ物がある場合は、「連絡帳に書く」「手に書く」など複数個の対策をリストアップ。子どもが無理なく挑戦できるものを選びましょう。

 

忘れ物が頻発すると、親としてもなかなか面倒ですよね。親子で話し合って、ぴったりの対策を探してみてください。

 

文/内田裕子