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■床下

適切な収納量を確保するために活用したいデッドスペース、次の項目は床下です。床下空間を収納スペースとして活用する方法としては、床下収納庫の設置を検討するのが一般的です。 キッチンに設置するケースが一般的ですが、近年は脱衣所に設置するケースも増えてきています。 どちらも雑多なアイテムが溜まりがちな場所ですから、上手に活用できると良いですね。 洗剤などのストックの保管場所としても活躍してくれることでしょう。収納庫がスライドする仕様になっていて、収納力を高めた製品も人気を集めています。 またリビング横に小上がりの和室を設けて、その床下を大容量の収納として活用するのもオススメです。 4.5帖ほどの和室であっても、その床下をフル活用できれば、かなりの量のモノを収納することができます。 来客用の布団や、赤ちゃん用グッズなどを収納すれば、便利で快適な生活を実現してくれるのではないでしょうか。

■天井近く

デッドスペースを活用した収納法、最後の一つは天井近くです。非常にざっくりとした説明ですが、ロフトを設置して、天井近くに収納スペースを確保する方法があります。 近年の住宅は、天井までを高く設計するケースも増えてきています。 その方が、開放感が出ますし、天井が高い家には高級感があります。みんなが集まるリビングなどでは、そのメリットを充分に実感しやすいと言えるでしょう。 一方で子供部屋や書斎などは、「正直、天井の高さよりも広さの方を重視したい……」と思うことはありませんか?  天井付近にロフトをつけて、そこを収納空間として活用することで、部屋のスペースを広く使うことができます。 子ども部屋などの場合は、将来的には収納スペースとして活用するとしても、小・中学生の頃はベッドとして使う!なんて方法をとるのもオススメです。 まるで秘密基地のように、ロフトでの生活を満喫してくれるのではないでしょうか。

■まとめ

家づくりを進めていく際に、迷いがちなのが収納についてです。生活を始めてから後悔する人も多いと聞くと……「ちゃんと決めなきゃ!」 なんて、プレッシャーを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。 「多い方が安心」と考えがちな収納スペースですが、実際には、収納スペースを増やし過ぎたことで、かえって家族の生活が窮屈になってしまうというパターンもあります。 だからこそ、ぜひデッドスペースを活用した収納作りを検討してみてください。 家の中のデッドスペースは、私たちの身近なところに潜んでいます。上手に活用することができれば、かゆいところに手が届くような、素敵な収納システムを実現できるのかもしれませんね。