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注文住宅を作る上で、「快適な家を手に入れたい!」と願う方も多いことでしょう。 そのための工夫もさまざまですが、忘れてはいけないのが必要十分な収納を確保するということです。 とはいえ、家の中の収納スペースを増やせば、生活空間が圧迫されてしまうというジレンマ……! 家の大きさを変更できないのであれば、デッドスペースを徹底活用してみましょう! 家の中で見逃しやすい、収納に使えるスペースを4つ紹介します。家づくりの参考にしてみてください。

■階段下

家の中のデッドスペースの代表格と言われるのが、階段下です。出来上がった間取りをチェックしてみると、階段が占めるスペースは意外と大きいことがわかります。そしてその下は、工夫しない限りデッドスペースとしてふさがれてしまうのです。 もっともオススメなのが、扉をつけて収納庫として活用する方法です。階段の形状に合わせて、一部の天井が低くはなりますが、ちょっとしたものを収納するなら十分なスペースが出来上がります。 また現在では、オープンステアを採用して、階段下の空間を居室の一部として採用する方も増えてきています。部屋を広く見せる効果や、解放感を抱かせる効果を期待できると言えるでしょう。 とはいえこちらの場合においても、「上に階段がある」ことで用途が限られる側面があるのは事実です。 階段下の形にピッタリの収納棚を設置したり、テレビ台を設置したりして収納力を高めるのがオススメです。 大容量のものを選べば、何かとモノが散らかりがちなリビングの、救世主となってくれることでしょう。

■屋根裏

住空間をできるだけ確保しながらも、大容量収納が欲しい!と思ったときに、ぜひ活用したいのが屋根裏空間です。 居室と屋根の間の空間を利用して収納にする仕組みで、季節外のアイテムや大きなものを収納しやすい空間となっています。 屋根裏収納には、はしごを使って上に上がるタイプと、固定階段を設置するタイプが存在しています。 使い勝手が良いのは固定階段の方ですが、階段スペースの確保や各種ルールなど、クリアするべきハードルがあることも……。また予算面での違いも出てきます。 屋根裏を収納空間として活用する場合、何をどのように収納するのかを、事前に確認しながら建築計画を進めていきましょう。 これによって、はしごでも良いのか、それとも固定階段にするべきなのか、はっきりします。 また住宅メーカーが提案する屋根裏収納には、差があるのも事実です。 床板やクロスなどで美しく仕上げてくれるところもあれば、あえてそれらの作業を行わないことで、低コスト化をはかるメーカーも存在しています。 屋根裏収納の導入を決めたら、どのようなタイプになるのか、事前によく確認しておきましょう。