■キッチンとダイニングの考え方で工夫をしよう!
LDKは広ければ良い!というわけではありませんが、広い方が、何かと自由度が上がるのも事実です。 しかし現実には、「理想よりも狭いスペースしか確保できない!」なんてこともあるでしょう。こんなときには、キッチンとダイニングの考え方を上手く調整することで、快適なリビング空間を確保できる可能性も高くなります。 キッチンの中でも、近年人気を集めているのが、周囲の壁から独立しているアイランド型やペニンシュラ型です。 非常にオシャレでインパクトもありますが、設置するためには従来よりも広いスペースが必要となります。つまりLDKの中でキッチンが占める割合が多くなり、リビング空間が狭くなってしまうのです。 カウンタータイプ、もしくは壁付け型にすることで、スペースの節約につながるでしょう。 「キッチンはどうしても譲れない!」という場合には、ダイニング空間に工夫をするのがオススメです。 リビング空間とダイニング空間を一体化して、リビングダイニングとすることで、キッチン以外のスペースを、全て「家族のくつろぎ空間」として使用することができます。 リビングダイニングという考え方の人気は徐々に高まってきており、専用の家具も種類が増えてきています。 ダイニングテーブルでありながら、ソファセットのようにくつろげる家具は、特に人気を集めています。 この方法を使えば、ダイニングテーブルとソファセットをそれぞれ設置する必要はありませんし、コンパクトなスペースでも、大きめのキッチンを導入しやすくなります。 LDKという括りにとらわれず、自分たちの生活にとってベストなくつろぎスタイルを選択してみてください。
■収納スペースやワーキングスペースの検討もお忘れなく!
快適なリビングを作るためには、「とにかく広さだけを確保すれば良い」というわけではありません。 家族にとって必要な収納スペースやワーキングスペースを確保することで、より生活しやすい空間になるでしょう。 ワーキングスペースを用意すれば、ダイニングテーブルに子どもの宿題が散らかることもありません。 収納スペースが確保されていれば、子どものおもちゃやお世話グッズもしまっておけます。 こうした点も考慮しながら、リビングの広さを決定していきましょう。
■まとめ
家族みんなで過ごす時間が長いリビング空間だからこそ、「絶対に失敗したくない!」という気持ちも強くなりがちですよね。 難しいのが「リビング空間の広さ」について検討することで、まだ出来上がっていない家のスペースを想像できない!と語る方も少なくありません。 こんなときには、まずは目安となる数字で、リビングを設計してみてください。 その上で、自分たち家族のこだわりポイントをプラスし、その広さを増減させていきます。 どんなリビングでくつろぎたいのか、考えながら決めることで、失敗リスクは少なくなるでしょう。