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■もらった回答は、確実に理解する

質問をして、上司や先輩に答えてもらったら、次はその答えを確実に理解する必要があります。分からないことを質問するのは当たり前のことですが、何度も同じ質問をされて、良い気分になる人はいません。一度質問したときには、その答えをしっかりと記憶しておきましょう。 もちろん質問と回答の内容によっては、その場ですぐに100%理解をすることが難しいこともあるかもしれません。この場合、やってはいけないのが「なんとなく理解できたふりをする」ということです。分かったふりだけをしても、近い将来、必ずまた分からないことが出てきます。あとで同じ質問をすることにならないよう、一度でしっかりと理解できるよう努力しましょう。 質問の回答が複雑であれば、メモをとるなどの工夫も必要となるでしょう。また自分の言葉で置き換えて伝え、その理解であっているかどうか、確認してもらうのもオススメの方法です。


■追加の質問も積極的に活用しよう

分からないことを質問するということは、周囲の人とのコミュニケーションでもあります。質問をして理解を深めれば深めるほど、関係性もより深まっていくでしょう。 もしも相手に時間の余裕がありそうならば、本来自分が聞きたかったことにプラスして、追加の質問をしてみるのもオススメの方法です。「Aについては分かりました。では、Bについてはどうなるのでしょうか?」などと、関連した質問をつなげていくことで、仕事における理解も深まっていくはずです。 周囲の人とのコミュニケーションが苦手……と思う場合でも、質問を使えば、意外と話が弾むもの。自分自身を成長させるためにも、ぜひ意識してみてください。


■まとめ

世の中には、他者に質問するのが上手な人もいれば、そうではない人もいます。仕事を上手にこなし、成功する可能性が高いのは、前者の方だと言えそうですね。 たとえ今「質問力に自信がない……」と感じていても、大丈夫です。質問を繰り返せば繰り返すほど、質問力はアップしていきます。今回紹介したコツも守りながら、ぜひ質問を通して、心地よいコミュニケーションを楽しんでみてください。