■いじめの兆候やサイン
子どもがいじめを受けているとき、一体どのようなサインを発するのでしょう。 一番分かりやすいサインとしては、学校に行きたくないといいだすことです。登校時間になると頭やお腹が痛いといい出し、学校に行くのをイヤがるようになります。また、遅刻や早退も増えてきます。転校したいなどといいだしたときは、しっかり話を聞くようにしましょう。 今までは学校から帰ってくると、友だちの話や学校の話をしていたのが、急に話をしなくなります。親が聞いても話をするのをイヤがり、口数も減っていきます。 学校から帰ってどこにも出掛けなくなるのも、いじめられているサインかもしれません。一緒に遊ぶ友だちがいないため、家の中に閉じこもるようになります。 学校でのいじめがひどくなってくると、制服や持ち物を汚して帰るようになります。すり傷やあざなどがあり、理由を聞いても転んだなどとごまかします。 教科書やノート、文房具を失くしたり、ボロボロにしたりして帰ってくるといじめられているかもしれません。宿題をやっていったはずなのに、ノートが提出されていないなど、学校から報告がくることもあるでしょう。 いじめられていると、家庭でも常にイライラしていたり、兄弟に当たり散らすことがあります。攻撃的になったりオドオドしたりと、情緒不安定で落ち着きがなくなります。 こっそり親の財布からお金を盗ったり、家のものを持ち出したりすようになると、いじめにあっていることが考えられます。子どもに買い与えたおもちゃやゲームが頻繁になくなっているときも、いじめだと思ったほうが良いでしょう。
■まとめ
子どものいじめのサインについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。一つでも当てはまることがあった場合、子どもとゆっくり話をする時間を持ってみるようにしましょう。もし当てはまらないとしても、いじめの兆候はこれだけに限りません。子どもがいつもと様子が違うと思った場合、とにかく子どもと話し合いの時間を設けるようにしましょう。子どもが話したがらない場合は学校に電話して確認するなど、積極的に行動することが大切です。