■人目を気にしない

人見知りな人は他の人よりも人目を気にする傾向が強いため、常に相手の顔色をうかがったり、嫌われていないか恐れています。


自分の言葉で相手の気分を害したらどうしよう、黙っているのはさっきの言葉で怒らせてしまったかもなどと考えていると、まともに人と話をすることができません。


もちろん自分が思っていることが当たっていることもあります。しかしほとんどの場合は思い込み過ぎで、相手はそれほど自分の言葉や態度を気にしていません。


自分の口調が嫌みったらしかったり、ケンカ口調だということを自覚しているなら別ですが、普通に話をしていて不機嫌になる相手も早々いません。


自分がいつも相手のことばかり気にしているので、相手もそうだと考えてしまうのではないでしょうか。


人目を気にするのは決して悪いことではないですが、自分が考えているほど相手は自分のことを考えてはいません。


周りが自分のことを気にしていないと思ったら、それほど人目は気にならなくなるのではないでしょうか。

■自分から人前に出る

人見知りだと人と会わないようにしたり、人前に出ることを避けるものです。しかし、人と会ったり話すことに慣れないと、いつまでたっても人見知りは改善されません。


初めて会う人とは話をすることができなくても、何度も顔を合わせていれば、いつの間にか自然に話をしていることもあるでしょう。


積極的に人見知りを乗り越えたいと思うなら、自ら人前に出る機会を増やしたり、人と話す機会を増やしてみましょう。


会社の打ち合わせで自分から意見を発信する、ママ友と会ったら自分から挨拶をするなど、とにかく自分から話しかけることを習慣づけてみてはいかがでしょう。


最初はうまく話すことができなくても、回数をこなすごとに、少しずつ慣れが生じます。失敗をしてもそこでくじけるのではなく、何度も同じことをチャレンジしましょう。失敗を積み重ねることで、だんだんと人見知りも克服できるようになります。

■人見知りを隠さない

他の人に自分が人見知りであることはバレたくないと思うかもしれませんが、むしろ最初にカミングアウトしてしまうことで、人見知りを改善できるようになります。


隠したままではうまく話そうと空回りするばかりで、人間関係もうまく築けないこともあるでしょう。


最初から自分は人見知りでうまく話せないことを伝えておくと、相手もそのように対応してくれます。


カミングアウトしたからといって、そのあとは相手に甘えっぱなしになるのではなく、自分からも話をする努力は必要です。


自分は人見知りだからということを逃げ場所にしないで、自分から歩み寄る姿勢を見せれば、相手も同じように気遣いをしながら歩み寄ってきてくれます。

196-2

■まとめ

人見知りを克服する方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。他人とうまく話をしているように見えても、誰でも人見知りな一面はあります。


自分だけでなくみんな努力していると思えば少しは気も楽になり、前向きに人見知りを克服できるのではないでしょうか。