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子どもの夏休みの自由研究の際に、時間が足りなくなりお手伝いをした経験があるママも多いのでは。市販されている工作キットなどを購入して、子どもに作らせてみるのも良いですが、何か趣味を一つ持っていると、こうしたときに困りませんよね。


そこで今回は、子どもの趣味にもなりうる手芸についてご紹介します。子どもと一緒にぜひチャレンジしてみてください。

■子どもの可能性を伸ばせる手芸

好きな趣味が一つでもあれば、人生が豊かに過ごせるといいますよね。自分の子どもにもできれば好きな趣味を持ってほしいと思うものです。しかし、最近ではゲームや動画が趣味という子どもが多く、ママとしては頭の痛いところですよね。


子どもが自分から興味をもつのを待つのも良いですが、いろいろ一緒に試してみることで子どもの可能性も広がります。最初は興味を持っていなかった子どもでも、一度ハマればママよりも上達することだってあります。


手芸は自分と向き合う時間を持てるため、子どもの集中力をアップさせやすくなります。器用に手先を利用しなくてはならないので、集中力が必要となり、おのずと集中しやすくなります。


また、趣味を持てば自信を持つことにもつながり、積極性を持てることにもつながります。何か一つでも自信を持てることがあれば、自分から発信する力がつき、友だちづくりにも役立つことでしょう。


手芸は一生の趣味として楽しめるので、子どもが興味を持つようであれば、ぜひともチャレンジさせてみてください。

■男女関係なく手芸は役立つ趣味になる

「男の子には手芸は向いていないのでは」「女の子向けの趣味」と思う人も多いですが、手芸は男女関係なく、将来的に役立つ趣味となります。


ボタンがとれたときや裾がほつれてしまったときなど、一人暮らしをしていれば自分で対処しなくてはなりません。針や糸を持った経験のない子どもであれば、まだ着られる服をそのまま捨ててしまうこともあるでしょう。


子どものころに手芸をした経験があれば、大きくなってからもある程度の針仕事は自分で行えます。


また、手芸は針やはさみなどを使うので、子どもの危機管理能力を育てるのに役立ちます。楽しむことだけでなく、同時に道具の片づけや管理、ルールを守ってモノづくりをすることを教えられます。

■子どもはいつから手芸を始められる?

手芸は糸や針を使うため、小学校に上がってから始めさせるのが良いでしょう。小学生に入学するころには、子どもも自我が強くなってきますので、自分で作ったものを使わせてあげると、喜びにつながります。


針と糸を使わなくても作れる手芸もありますので、興味があるようなら幼稚園くらいから始めさせてみましょう。


ママが子どもたちの前で手芸をしていると、自発的に興味を持つ子どもも多いようです。無理やりさせるのではなく、最初はお手伝いから始まり、少しずつ一緒にモノづくりをしていくと、子どもも喜びます。


子どもと一緒に手芸を始める時期は子どもによって異なりますが、普段から少しずつ毛糸やフェルトに触らせたり、出来上がり前と出来上がったものを子どもに見せていると、子どものほうから興味を持ち始めるでしょう。