108-2

■思ったことを吐き出してみよう!

失敗したあとのネガティブな気持ち、一人で抱え込んでいると、どんどんモヤモヤしてしまう……なんて経験はありませんか? こんなときにはぜひ、何らかの形で吐き出してみましょう。 一つ目のオススメ方法は、「書き出す」というものです。ミスから学んだ教訓を、ノートにどんどん書き出してみます。これらの情報は、「もしもミスをしなかったら、学べなかったこと」でもあるのです。 ノートに書き出すことで、今回のミスが自分にとって良い経験になった!という気持ちを強めることができるはずです。 二つ目のオススメ方法は、「口に出す」というものです。ミスをした後に、気持ちの切り替えをするためには、何らかのきっかけが必要となります。耳から情報を入れることで、自分自身の考え方を変えることができるでしょう。 ・ミスをしない人はいない


・今回のミスで○○を学んだ


・今できることからスタートしよう これらの言葉は、自分のミスを受け止めた上で、それを前向きなパワーにするための言葉です。心の中で唱えるだけではなく、実際に言葉にすることで、すんなりと入ってくるケースも多いですよ。

■事実と想像を分けて考えよう

自分がミスをしたときに、なかなか気持ちを切り替えられない人の中には、事実と想像が混同してしまっているようなケースがあります。 ・自分のミスに対して、周囲のみんながウンザリしているのでは……


・ミスをしたから、今日は最悪の一日


・ミスをしたから、その後の雰囲気がいたたまれない いずれのケースも、「ミスをした」のは事実ですが、それ以外の部分は想像となります。事実と想像を混同すると、気持ちを切り替えるのが難しくなってしまいます。 自分の周りの人が、ミスをしたときのことを考えてみてください。仕事を回していくことを考えるのであれば、その人を責めるよりも、これから先どうするべきなのかに、意識が集中する方も多いことでしょう。また他人のミスであれば、ほとんどの場合、すぐに忘れてしまいます。 自分が思うほど、周囲は他人のことを気にしていないと考えることで、気持ちも楽になりそうですね。

■まとめ

ミスをしたときには、その後どう行動するのかによって、その人の評価が変わってきます。過去のミスに動揺せず、今自分にできることを全力で頑張るためには、上手に気持ちを切り替えることが大切だと言えるでしょう。 ミスを引きずって、ネガティブな気持ちのままで次の仕事に移っても、良い効果は期待できません。精神的な不安定さが悪影響を与えて、ミスのスパイラルに陥ってしまう可能性もあります。 「切り替えるのが苦手」という方は、今回紹介した方法も参考にしながら、ミスからのリカバーを図ってみてくださいね。