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仕事でミスをしてしまったときに、落ち込むのは当然のこと。「いったいなんで……」なんて思いが、頭の中をぐるぐると回る方も多いのではないでしょうか。 人間に失敗は付き物と言われますが、いざ自分の身に降りかかると、そう簡単には割り切れないもの。しかし失敗のあとだからこそ、上手に気持ちを切り替えることが大切です。 ミスをした後の気持ちの切り替えについて、知っておきたい情報をまとめます。

■ミスをひきずらないことが大切

人間であれば、誰もがミスをするものです。ミスの大きさに差はあっても、ずっと完璧でいられる人など存在しません。だからこそ大切なのが、気持ちの切り替えです。 「ミスをした!」という事実にだけとらわれて、いつまでもメソメソしてしまう人は、大切なことを見逃してしまう可能性も高いです。ミスをした人には、ミスをした人だからこそできることもたくさんあります。 たとえば、ミスをしたことが発覚したら、その影響を最小限に留めるためにリカバーする必要があります。またミスから学び、自分の成長の糧とすることもできるでしょう。 ミスをして、それを引きずったままでいると、こうした側面に目がいくタイミングが遅くなってしまいます。 実は仕事がデキる人は、ミスを引きずらない人だと言われています。仕事がデキる人であってもミスはしますが、さっと気持ちを切り替えて、そのリカバーのために動くことができるのですね。そのリカバーが早く、上手ければ、ミスをしたという事実に気付かれない可能性もあります。 ミスをしたあとに上手に気持ちを切り替えることには、多くのメリットがあるのです。

■失敗を受け入れ、教訓にしよう!

ここからは、実際に失敗をしてしまったあとに、どう気持ちを切り替えれば良いのか、コツをチェックしていきましょう。まず重要なステップとなるのが、「自分の失敗を受け入れる」ということです。 自分のミスを認めたくない!という気持ちは、きっと誰にでもあるもの。しかし認められないうちは、まだまだネガティブな気持ちに支配されているということです。まずは自分の失敗だった点について、しっかりと分析してみてください。 どれだけ「自分は悪くない!」と思っていても、目線を変えれば「自分にもっとできたこと」が見つかるはずです。これが自分のミスであり、それに気づくことができれば、これから先の同様のミスを防ぐことができます。 何か失敗した後にネガティブな気持ちになるのは、「もうどうしようもない」という思いが強いからです。確かに過去の失敗をなかったことにはできません。しかしミスから学び、自分自身が成長できれば、その失敗は無駄にはなりません。