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毎日食べる食材は、その賞味期限や消費期限について、しっかりとチェックしている!という方も多いことでしょう。 一方で、つい忘れてしまいやすいのが、しょうゆや油、スパイス、小麦粉などについてです。 食品ではあるものの、ついつい「まだ大丈夫だろう」と思ってしまうことはありませんか? 調味料別使用期限の目安と共に、期限切れになってしまった場合の処分方法についても紹介していきます。


■身近な調味料……廃棄タイミングはそれぞれ違う!

各種調味料は、私たちの食生活をより豊かにしてくれる存在です。調味料がなくても死ぬことはありませんが、調味料があることで、飽きを防ぐことにもつながります。 特に近年は、より幅広い食事内容を楽しむため、調味料の種類も非常に豊富になってきています。それぞれの使用できる期限を知って、適切な時期に使いきれるよう、または廃棄できるよう意識してみてください。 ★醤油 日本人の食生活に欠かせないのが醤油です。いつでも使えるように、常備している!という方も多いのではないでしょうか。大きめのボトルで販売されている商品も多いですが、実はその賞味期限は、開封後約1カ月となっています。この期間を過ぎると、その風味や味がどんどん劣化していってしまいます。 また醤油を開封した後は、冷蔵庫での保管が基本となります。あまり大きなボトルを購入しても、期限内に使いきれる可能性は低いですし、また冷蔵庫の中で場所をとってしまいます。あえて小さめサイズで使いきりを目指すのも良いでしょう。 また近年増加傾向にあるのが、開封後も空気に触れないことを売りにしている特殊ボトルです。この場合は、3カ月ほどその風味を保つことができます。 ★油 油の賞味期限は、開封前であれば非常に長く設定されています。1年~2年が設定されていますから、買いだめにも適している商品だと言えるでしょう。 ただし開封後は、やはり注意が必要です。1カ月~2カ月程度で風味が落ちてきてしまいます。油は開封後も常温で保存しますが、日光が当たらない場所に置いておくようにしましょう。また空気に触れることでどんどん酸化が進んでしまいますから、きっちりと栓を閉めることも大切です。 ★スパイス 料理の味付けを引き締める際に、欠かせないのが各種スパイスです。非常にたくさんの種類があるものの、一度に使う分量は限られています。自然と使い切るまでの時間が長くなり、賞味期限や消費期限についても気になるところです。 開封前のスパイスの賞味期限は、種類や保存環境によっても変わってきますが、非常に長く設定されています。 5年から10年程度も、そのまま保管し続けることができるケースも存在しています。 開封後のスパイスは、どれだけ意識していても、空気に触れてしまうもの。スパイスの魅力でもある独特の風味が、どんどん落ちていってしまいます。また入れ物の中で固まってしまう、うまく出てこなくなるようなケースも存在しています。 開封後の使用期限は、約半年ほどをみておきましょう。ただし期間内であっても、スパイスの状態に気を配り、何らかの異常が生じていないかどうか、チェックする必要があります。 ★小麦粉 揚げ物やお菓子作りなどに欠かせない小麦粉ですが、その使用期限は意外と短いものです。「ただの粉だから」と油断するのではなく、安心して使用できる期間内であるかどうか、しっかりとチェックする必要があります。 未開封の小麦粉の賞味期限は、半年から1年ほど。開封済みの場合は、1~2カ月で賞味期限切れになってしまいます。500グラムから1キロほどの大容量で販売されているケースも多いですから、「使い切るのが難しい!」と感じる方も多いのかもしれませんね。