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最近話題のスキレットをご存知でしょうか。もともとはアウトドア用品として販売されていましたが、SNSなどで見た目のおしゃれさが注目されるようになり、家庭用調理器具としても使われるようになりました。


そんなスキレットについて、活用する上でのメリット・デメリットや注意点に触れながら、おすすめのアイディアレシピをご紹介したいと思います。


もし買ったきり使いこなせていないという方がいれば、これを機にスキレットマスターを目指してみてはいかがでしょうか。

■スキレット活用のメリット・デメリット

スキレットとは、鋳物のフライパンのことを指します。まずはスキレットを使う上で知っておきたいメリットとデメリットをご紹介します。


使用する前には扱い方に注意が必要です。 <メリット>


・熱伝導に優れており、遠赤外線効果や蓄熱性があるため、予熱を利用して柔らかく調理できる


・他の調理器具に比べて温度のムラが少ない


・他の調理器具に比べて見た目がおしゃれなため、そのまま食卓に運べる


・無水調理や無油調理に適しているため、美味しくできる


・蓋を利用すれば、オーブンを使用したグリル料理が再現できる <デメリット>


・鋳物なので非常に重たい


・手入れを怠ると焦げや錆がつきやすくなる


・小さい子どもがいる場合は食卓にそのまま出すとやけどの危険性がある

■スキレットを使う前にシーズニングを

シーズニングとは、鉄製の調理器具を油で慣らすことを言います。シーズニングをせずに使用すると、焦げや錆が付きやすくなるため、使い始めには必ず行う必要があります。また、シーズニングをしておくことで長持ちさせることもできるのです。


スキレットを使う前にもシーズニングは忘れずにしておきましょう。 <シーズニングの方法>


1.製品をよく洗う


買ったばかりの鋳物製品には、サビつき防止のワックスが塗布されています。洗剤とたわしを使って、ワックスをしっかり落としましょう。


2.残ったワックスを焼き切る


スキレットを火にかけてしばらくすると、白い煙が立ち上ってきます。これはワックスが気化したものなので心配いりません。煙が出なくなったら火からおろします。


3.油でコーティングする


火からおろしてスキレットが冷めきらないうちに、キッチンペーパーなどを使ってまんべんなく油を塗布していきます。このとき、キッチンペーパーなどを使い、最も錆びやすい縁や取っ手にも塗るようにして下さい。


4.再度火にかける


油を塗ったらまた火にかけ、白い煙が出なくなったら火からおろします。この作業を3~4回繰り返します。