長いゴールデンウィークもようやく終わったと思ったら、すぐに夏休みがやってきます。子どもたちを毎日どこに連れて行こうか、何を食べさせようか、ママの悩みは尽きません。でも毎日出掛けるのは大変だし、今日はクーラーの効いた涼しい部屋で、家族みんなで映画でも見ませんか?小学校低学年にオススメの映画を4本ご紹介します。
<1.チャーリーとチョコレート工場>
主演はジョニー・デップ。彼の名を知らない方はいないでしょう。「パイレーツ・オブ・カリビアン」では、彼以外にはこの役はもう考えられないほど、海賊「ジャック・スパロー」を完ぺきに演じた名優です。
この映画は、ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」を原作として作られています。
ある町に天才ショコラティエが作る巨大なチョコレート工場があり、そこは長い間の閉鎖ののち、突然生産を再開します。そして買ったチョコレートの中に、もし金のチケットが入っていたら、その子どもを工場に招待するという広告を出します。
ただでさえ人気のチョコは、チケット欲しさに売れに売れ、さまざまな方法を使って手に入れた5人の子どもたちとその家族が、工場見学を許され中に入ってみると…。 この映画の見どころは、まずストーリーがとても分かりやすいこと。なぜあの子はこうなってしまったのか、原因と結果が低学年の子どもにもちゃんと理解できる内容になっています。
チャーリー以外の子どもたちがたどる運命は、結構厳しめなのですが、それを陽気な歌や踊りが、うまく緩和してくれるのもGoodです。
チョコレート工場の中は本当に幻想的で、想像でこの映像を作り上げた監督もすごいし、天才ショコラティエ、ウォンカ役のジョニー・デップの、半端なく空気の読めない大人(ある意味怖い)も素晴らしかったです。
最後はほっこりと温かい気持ちになれますよ。
<2.ベイブ>
「ベイブ」は1995年のアメリカ映画で、第68回アカデミー作品賞、監督賞など複数の部門にノミネートされ、アカデミー視覚効果賞を受けました。
実写とCGを合成した特殊効果は、今でこそごく当たり前ですが、当時は画期的でした。 ある催し会場で、牧場主のアーサーは、体重当てクイズの景品として出品されていた子豚(ベイブ)と出会います。
出会いがしらにアーサーにおしっこをひっかけてしまうベイブでしたが、見事アーサーはクイズに優勝。彼をもらい受けます。
牧場にやってきたベイブは、フライやレックス、メーといった個性的な仲間と出会い、彼らの愛ある指導のもと、牧羊犬(豚ですが)になりたいと夢見るようになります。
最初は豚にそんなことできるわけがない、と取り合わなかった仲間やアーサーですが、次第に本気で彼の夢を応援するようになり、有名な牧羊犬の大会にベイブを出場させます。
周りは当然完全アウェー。しかも従わせないといけない羊は、外国人(羊ですが)でまったく言葉が通じない!
どうすりゃいいの、の大ピンチにベイブが取った行動は…。 基本的に動物視点で話が進むので、人間は完全に脇役で、ほんとうにこんな風に動物たちが語り合っていたらいいなあ、と思わずにはいられません。そしてなによりベイブがすばらしい!
夢を決してあきらめずに努力する姿に、大人も感動しますよ。