夫婦も距離感は大切「惚れ直した?ないない」

ヨメポンポン つばさ
息子さんと遊ぶつばささん。別居して家族の大切さを実感したという

── 愛情が「マイナス5億」。それでも離婚はしない。今のおふたりをつなぎとめているものは何なのでしょう。

 

かなみさん:子どもと仕事ですね。夫は家事も育児もできるし、YouTubeでは一緒に仕事をしている。お互いの利害が一致しているからこそ、一緒にいるメリットはあるんです。それに、本気で離婚するとなると、やっぱりいろいろ大変そうで。弁護士さんを調べるところまではいったのですが、その先の手続きを全部進めるエネルギーや、離婚によって今の生活や仕事が大きく変わることまで天秤にかけると「まあ、離婚するほどではないな」と。

 

つばささん:僕はかなちゃんのことが今でも大好きですし、家族を手放したくないです。ただ、一緒に暮らしていた頃はお互いに「自分の正義」をぶつけ合って衝突ばかりしていたけれど、こうして距離をとることで、むしろ家族でいられるようになったんだと思います。

 

── 元の同居生活に戻る予定はない、と。では、おふたりにとって、この別居生活の「着地点」はどこにあるのでしょう。

 

つばささん:僕らにとって、この別居は離婚するための準備期間ではなく、むしろ夫婦を続けていくために必要な「距離」なんですよ。一緒に暮らすことだけにこだわって関係が壊れるくらいなら、離れてでも関係を続けたほうがいい。僕にとっては、家族を諦めないための選択なんです。

 

かなみさん:私も、この別居の先に離婚があるとは今は思っていません。ただ、元の同居に戻る選択肢もないですね。価値観のズレが解決したわけではないので、また一緒に住んだら元の激しいケンカに戻って関係が壊れると思います。親としても仕事のパートナーとしても、一緒に住まないからこそ、壊れずに夫婦でいられる。それが今の私たちの結論です。

 

取材・文:西尾英子 写真:ヨメポンポン