30代後半で3度目の離婚後は仕事と子育てに追われ、お茶飲み友達すらできずにいた広美さん。「女性としてもうダメなのか」そう諦めてから20年後に運命の出会いが待っていました。『新婚さんいらっしゃい!』にも出演し、34歳差婚が話題になった女性の現在に迫ります。
3度の離婚と子宮の病気で「女性としてもうダメか」と

── 現在は、還暦の60歳を迎えられた広美さん。昨年12月の59歳のときに、26歳の夫・晃太さんと出会ってから1年未満のスピード結婚に至ったそうですね。広美さんは4回目の結婚になるそうですが、まず、旦那さんと結婚するまでの経緯を教えていただけますか?
広美さん:私は茨城県の東海村というところに住んでいて、母が作った大衆演劇集団「劇団椿」で役者をしています。最初に結婚したのは20歳のとき。その後、3度の結婚と離婚を繰り返し、最後の結婚生活を終えたのは38歳頃だったと思います。子どもは3人いて、今も連絡を取り合っていますよ。
── 30代後半で離婚し、晃太さんと出会うまで約20年。その間、再婚を考えたことはありますか?
広美さん:まったくなかったですね、相手がいなかったのもありますが、40歳のときに子宮の病気をして、「女性としてもうダメなのかな」と自信を失くしちゃって。「お茶飲み友達くらいいたら楽しいかな」とは思いましたが、稽古と子育てに追われ、そういう人すらできないまま、気づけば50代後半になっていました。
── 20年の年月も広美さんにとってはあっという間だったのですね。その後、50代後半になってどうやって晃太さんに出会ったのでしょう?
広美さん:去年の3月ですね。彼が家族で健康ランドに行ったときに、偶然、何かの舞台を観たらしいんです。彼は劇団に憧れた時期があったようですが、そのときはご両親に止められて。次第に気持ちが薄れていき、大人になってからは会社員として就職することになったみたいです。
ただ、観劇したことでかつての気持ちが再燃。そのとき、ドライブ中にたまたま「劇団椿」の看板を目にしたようですね。「劇団」という言葉が気になって後日、入会希望としてやってきました。
彼の顔を見たのはそのときが初めてですが、背が高くてシュッとしていて、初対面から「ちょっとタイプ」とは思っていたのかな。
── 広美さんが59歳、晃太さんが25歳のときですね。
広美さん:はい。座長である母の許可をもらい、仕事をしながら週1回程度、彼が劇団のお稽古に来ることになりました。私とはじめはLINEで業務連絡をする間柄だったんです。でも、LINEを交換して3日目かな。私が「彼女はいるの?」と唐突に聞いてみたんです。「彼女なんていないですよ」と返信がきて、ラッキー!って思って。「私もずっと男運なくて離婚してから20年ずっとひとり!付き合うなら年下かな〜。晃太でもいいよ(笑)」って返しました。
── 晃太さんにすでに惹かれていたのですか?
広美さん:いえ、そのときはまだ好きとまでいかないけど、気にはなったのかもしれないですね。その後も1日3回くらいやりとりをするようになって。朝なら「おはよう」って挨拶するとか、1日3回くらい、他愛のない話をするようになりました。小さい劇団ですから、稽古では2人で踊ることも多くて。手を握る演技などを重ねるうちに、次第に恋愛感情が芽生えていった気がします。