必要なのは「ルール作り」と「思いやり」
近年アプリやツールが発達し、配達の受け取り方法も、さまざまな方法が選べるようになりました。
しかし「電話で知らせてください」といったイレギュラーな依頼については「業務委託の配達員さんに判断を任せず、業界全体でルールを決めるべきでは」(岡山県・20代・女性)といった意見や、「電話で知らせてくれるのは本来嬉しいサービスなので、有料オプションにしてくれればいい」(神奈川県・男性・30代)などの意見もあり、個別に「電話は迷惑」「いや配慮してほしい」と言い合うよりも、明確なルールを整備するのもひとつの方法といえます。
最後に、今回のアンケートでは「忙しい配達員さんにこれ以上負担をかけては申し訳ない」といった思いやりの声がもっとも多く寄せられました。
そのいっぽうでこんな体験談も。
「うちの子は神経質でミルクをあまり飲まず、体重が増えなくて悩んでいました。珍しく集中して飲んでるなと思ったらチャイムが連続で鳴り、気が散って飲まなくなってしまって。落ち込みました」(広島県・女性・35歳)
「一時期ギャン泣きが1時間近く止まらない時期があって。当時はご近所にも非常に気を使っていたので、やっと寝た瞬間にピンポーンと鳴ったときは心臓が止まりそうでした」(愛知県・女性・32歳)
これらは「だから電話をかけてほしい」という要望ではありませんが、家の中でまだ言葉の通じない赤ちゃんと向き合っていると、当事者にしかわからないつらさもあることがうかがえます。
もし身近に「宅配はチャイムじゃなく電話をかけてほしいんだけど…」という人がいたら、非常識だと責める前に、その気持ちを汲んだうえで、「アプリで指定してみては?」「スマホやスマートウォッチ連動のインターホンもあるよ」など、情報共有してみてはいかがでしょうか。
文:高谷みえこ アンケート時期:2026年6月 アンケート人数:男女200人