偏食ゆえに、教育実習の給食がいちばん遅くなって

── 偏食は子どものころからですか?

 

junkoさん:私が過度に甘いものや辛いのが好きなのは、母の影響だと思います。父が航空自衛隊にいて、母は米軍の病院に勤めていたのですが、いつも持ち帰ってくるのが砂糖のたっぷりかかったジャリジャリのケーキだったんです。それをほぼ毎日食べていたせいか、味覚音痴に。今思えば、母の作る食事もすごく味が濃かったですね。

 

── それほど偏食だと、学生時代、給食の時間は苦痛だったのでは?

 

junkoさん:ものすごく時間をかけて、いやいや食べていた記憶がありますね。じつは、教育外部を出ているので、教員免許を持っているのですが、教育実習で生徒と一緒に給食を食べるとき、私がいちばん最後になっちゃって…。担任の先生が「いちばん食べるのが遅い子は、お尻ペンペンだからね!」と言っていたので、私がお尻叩かれちゃうのかと焦りました(笑)。

 

── junkoさんといえば、ギャルファッションに金髪ロングヘアがトレードマークですが、30年前から同じ髪型を保っていらっしゃるとか。年齢を重ねると、髪がうねったり、毛量が減ったりしてロングヘアを諦める人も多いです。どんなケアをすればその綺麗な髪が保てるのでしょう?

 

junkoさん:よく聞かれるのですが、シャンプーもドラックストアで買える安いものを使っていますし、そもそも美容院に30年くらい行っていないんです。ブリーチも自分でやります。白髪がほとんどないので、白髪染めもしてないですね。

 

── 30年以上も美容院に行っていらっしゃらないとは…。しかも白髪染めもなしとはうらましい限りですね。

 

junkoさん: 遺伝なんですかね。世間からみたらかなりマイペースな生活に見えるかもしれませんが、自分的には至って普通なんですよ。これからもジムも含めて自分らしくやっていけたらと思います。

 

PROFILE junkoさん

じゅんこ。1958年生まれ。大学卒業後、塾講師やコールセンターなどで働きながらバンド活動を続ける。2006年にロックバンド「打首獄門同好会」にベーシストとして加入。2018年12月の誕生日イベントで還暦を迎えたことを公表し、話題を呼んだ。

 

取材・文/西尾英子 写真提供/junko