還暦を公表し話題になったロックバンド打首獄門同好会のjunkoさん(66)。「歳をとってもまだこんなに変われるんだ」ということが今、おもしろくてたまらないそうです。(全2回中の1回)
好きだった人を追いかけて教育学部に入学するも

── 金髪ロングヘアがトレードマークの「打首獄門同好会」のベーシスト、junkoさんがギャルファションに目覚めたのは40歳手前だったそうですね。遅めのギャルデビューですが、何かきっかけが?
junkoさん:それまでオシャレにはあまり興味がなくて、パーカーにデニムといったラフな格好ばかりしていたんですが、40歳手前でギャルブームがきて。ミニスカートに厚底靴、キラキラのラメのお化粧を見て、「かわいい!」と心惹かれたんです。もともとビーチやココナッツなど、海にまつわるものがとにかく好きで、『Fine』という雑誌を愛読していたんですね。なので、急にギャル化したというよりも、サーファーファッションからギャルに流れたという感じです。アラフォーの私が本屋で『egg』を夢中で立ち読みしているのを見て、当時のバンドメンバーから「ちょっとやめなよ」とたしなめられたことも(笑)。
── それから約30年、同じスタイルを貫いていらっしゃいます。
junkoさん:別に貫こうと思っているわけでもないんです。ただ、一度好きになると、なかなか飽きがこないタイプなんですね。洋服はサーフブランドの「Roxy(ロキシー)」ひと筋。30年前のお洋服も捨てずにずっと着ています。
父が航空自衛隊にいたので、小さいころから米軍基地のある街を転々としていて、沖縄に住んでいたこともあるんです。海が大好きなのはそのせいかもしれないですね。あまりに海が好きすぎて、ビーチに行くためだけにアメリカにしょっちゅう行っていた時期もありましたね。
── 若すぎる見た目ゆえに、入国審査で止められたりしませんでしたか?
junkoさん:パスポートの写真を2度見されたり、別のスタッフを連れてこられて「おい、ちょっと見てみろよ」と言われたりすることはありました(笑)。
── じつは、教職免許を持っていらっしゃると聞きました。もともと学校の先生を目指していたのですか?
junkoさん:いえ、そうではなくて、当時好きだった人と同じ大学に行きたくて、その人が志望していた教育学部を受験したのですが、入ってみたらその人がいなかったんです。退学しちゃおうかとも思いましたが、親に「卒業くらいしておきなさい」と言われ、教員免許を取得しました。
バンドを始めたのも大学時代でした。あまりに楽しくて、ずっとバンドを続けたい気持ちが強く、就職せずにフリーターに。といっても、「音楽1本で生きていく」とか「メジャーデビューをして売れてやる!」といった明確な目標や野望があったわけではなく、ただバンドが楽しすぎて、ずっとやめたくなかったから続けてきたという感じなんです。