元祖眼鏡っ娘アイドルとして人気を博した時東ぁみさんは現在、今年の3月で3歳になる子どもの母として育児に奮闘しています。ただお子さんを授かるまでには4年半にも渡る長い不妊治療を経験し──。(全3回中の1回)

「20代なのに早いね」と言われたけれど

時東ぁみ
時東ぁみさん

── 2016年、29歳のときにご結婚され、半年後には不妊治療を始めたそうですね。20代で不妊治療とは、タイミング的にもまだ早いように感じます。なにかきっかけがあったのでしょうか?

 

時東さん:初めて病院に行ったときにも「まだ20代なのに早いね」と言われました。私は結婚当初から子どもが欲しくて、結婚したらすぐに妊娠するものだと思っていたんです。でも3か月、半年と経っても妊娠せず…。夫は私よりも12歳年上だったこともあり、健康診断のような感覚で、夫婦で相談に行きました。

 

── なにか問題があったのでしょうか?

 

時東さん:それが「これだ!」という原因は、夫婦ともに見つからなかったんです。20代にしては卵巣年齢が少し高いということでしたが、不妊の大きな原因となるものではありませんでした。原因がわかれば治療もできますが、原因がないのに妊娠しないのであれば、私の体の潜在値が平均よりも低いのかなと。それで、根本から健康について見直すことにしたんです。

 

── 具体的にはなにをしたのですか?

 

時東さん:まず試したのは漢方です。血流をよくする効果があるものを処方してもらい、しっかり体を温めて冷えの改善を心がけました。そして、すごく重要だったのが骨盤矯正と筋トレです。骨格がねじれていると内臓の位置がずれてしまうため、もし受精しても着床しづらいのでは?と思い、内臓を正しい位置に戻すために骨盤矯正を行ったことがきっかけです。骨盤や内臓の位置を維持しようと、筋トレも行いました。

 

それまでは自分の体について、あまり気にせずに生きてきました。でも筋トレをやり出したらその魅力にハマってしまい、今では私のライフワークのひとつになっています。筋トレをしないと気持ち悪いくらい(笑)。妊活中はお尻や下半身を中心にトレーニングをしていました。

 

出産後も「APF JAPAN CLASSIC 2023」というボディコンテストの大会に出場して、フィットネスウェアを着て体のたくましさを競うウィメンズフィットウェアモデル部門に出場し3位に!今も子育ての合間に週3、4回はジムに通い、トレーニングを続けています。産後はもちろん、妊娠中も無理のない範囲で続けたことで、出産や産後の体型維持もスムーズでした。出産に必要な骨盤底筋を鍛えたのが、よかったみたいです。