餅つきネタでブレイクのお笑いコンビ・クールポコ。のおふたりに、ネタのセリフでも使われる「やっちまったなぁ〜」と思う今年の出来事を振り返ってもらいました。

今年プライベートで「やっちまった」話

── 今年1年を振り返って、おふたりが「やっちまったな〜」という出来事を教えてください。

 

小野まじめさん:先月のいい夫婦の日、11月22日が結婚記念日なんですが、年末に向かってバタバタと仕事が忙しくなってきて、それを言い訳にしてはいけないのですが、うっかり忘れてしまいました。

 

クールポコ。さん
仕事で訪れた場所のグルメもひとつの楽しみ 

子どもが「いい夫婦の日だね〜」と言っていたのを聞いてなんとか直前で思い出したので、正確に言うとやっちまう前だったんですけど。今までこんなことはなかったので僕としてはやっちまった話です。覚えやすい日がいいなと思って、この日を結婚記念日にしたのに。

 

せんちゃんさん:僕は今年、友達との旅行の際に慌てて、臼を空港に持っていってしまったことですね。ネタで使う臼の持ち運びをかれこれ15年以上続けているので、もう習慣になってしまっているんです。前日、遅くまで飲んで寝坊してしまい、もう飛行機までの時間もなかったので臼を持って、2泊3日のプライベートの旅行中ずっと臼を持ち歩いていたんですよ(笑)。

 

── それは重そうですね。

 

せんちゃんさん:今の臼は2代目で8キロくらい、最初のは30キロくらいあったんです。軽くなったのは、CPRという素材になって…。

 

小野まじめさん:FRPね。FRPっていう船舶に使われる繊維強化プラスチックがあるんですけど、それで作ってもらって軽量化しました。でも、皆さん持つと「意外と重たいね」って言います。僕らからしたらだいぶ軽くなったと思うんですけどね。それを営業やイベントの際には大きなキャリーバッグに入れて持ち歩いています。

ネタで増えた餅関連の仕事も「僕の胸毛のせいで」

── ネタのときはエアー餅つきですが、実際に餅をつく機会も多いそうですね。

 

小野まじめさん:「ネタのほかに餅もついてください」と依頼があるときは実際に臼に餅を入れて餅つきもします。お子さんが餅つきをする際のサポートに入るようなイベントもありますね。

 

せんちゃんさん:餅はつくだけではなく、毎年呼んでくださる餅まきのイベントもあります。

 

クールポコ。の傘回し
「息ぴったり!」師匠の元で修行したというクールポコ。の見事な傘回し姿

── 準備も大変そうですね。

 

小野まじめさん:基本的に依頼してくださる方が餅は準備してくださるんですが、餅米を蒸すところからやってくださいと言われたこともありました。今の時代、臼と杵を使って餅つきをする家庭は少ないと思うんですけど、餅つきをはじめとした伝統を伝えていけるような活動はしていきたいなと思います。もう自分らの責務と感じているといいますか、せっかくなら、僕らをきっかけに文化を伝承できたらいいなと思いますね。

 

餅つきのイベントの依頼がある際は、細かく打ち合わせをしています。衛生面を考えて、餅はつくけれどお客さんが持ち帰ってもらうものは業者さんに依頼するなど、確認事項は多いです。万が一のことがあってしまうと大変なので、餅つきの文化を伝えながらも、リスクの部分もしっかり踏まえて、危険を未然に防いでいきたいと思っています。自分は餅が大好きなので1年を通して食べていますが、これから皆さん食べる機会も多くなると思うので、なるべく小さくして、喉を潤しながら美味しく食べてくださいね!

 

── ここまで密接に餅と関わっていると餅メーカーさんのCM依頼も意識してしまいそうですね。

 

小野まじめさん:お待ちしています!ロケで餅の工場に行かせてもらったことはあるんですけどね。お声がけがないということは、まだまだということでしょう。精進します。もしかすると、上半身が出ていて胸毛もある僕のせいで「衛生的にちょっと」と思われているのかもしれません。