病気を経験し「子どもは元気でいてくれれば」

── お父さんとしては、気が気じゃないですね。

 

内山さん:下の子は下の子で、生後1か月で鼠径(そけい)ヘルニアになってしまって。子宮が本来あるべき場所から出ちゃう病気で、お医者さんからは「全然、珍しい病気じゃないから」と言われたけれど、生後1か月の子が全身麻酔で手術をするんですよ。実際、手術は無事に済んだし、術後も問題なく過ごしていますけど。あのときは「こんな小さい子が?いや、嘘だろ!」という気持ちでした。

 

内山信二さんと長女
長女と神輿に参加!

── ブログにはお子さんたちの愛らしい姿がアップされ、内山さんの溺愛ぶりが伝わってきます。今後、2人にどう成長してほしいという想いはありますか?

 

内山さん:月並みかもしれないけれど、「元気ならそれでいいな」と思っています。勉強ができてほしい、大学に行ってほしい、なんていうのはもうずっと後の話。2人とも病気をしたこともあって、いまはとにかく元気に育ってくれればいい、というのが本当に素直な気持ちです。もうそれ以上は望んじゃいけないというか、とても望めないって感じですね。

 

PROFILE 内山信二さん

うちやま・しんじ。1981年生まれ、東京都出身。6歳でバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』にレギュラー出演。以降タレント、俳優としても幅広く活動。映画『秘密』、『TAKESHIS’』、『鋼の錬金術師』ほか。ドラマ『ごくせん』シリーズ、『ヤスコとケンジ』、『一休さん2』 NHK連続テレビ小説『天うらら』、BS時代劇『一路』等に出演。

 

取材・文/小野寺悦子 写真提供/SHUプロモーション