野菜のプロ・青髪のテツさんがX(旧Twitter)に投稿した、旬の秋なすを使って作る「なすの生姜焼き丼」が話題になっています。
皮も果肉もやわらか!秋なすはここまでウマくなる
この時期よく耳にする「秋なす」。旬の野菜ということはわかっていても、「他の季節に収穫されたなすと何が違うの?」と気になります。
野菜のプロ・テツさんによると、実はなすの生産量が多いのは夏ですが、夏のものは太陽の強い日差しを浴びるため水分を多く吸収します。そのぶん成長が早くなり、かたくなってしまうのだそう。気温が落ち着いてくる秋のものは成長スピードが安定し、皮も果肉もやわらかく育つのだといいます。
テツさんがそんな秋なすを使ってこの時期になると必ず作るという「なすの生姜焼き丼」。さっそく作り方をみていきましょう。
「まずは、なす1本を縦に薄切りにします。10分ほど水に浸けてあく抜きし、水分をキッチンペーパーでふきとります。フライパンにごま油適量を熱してなすを炒め、焼き目がついたら弱火にします。ボウルにめんつゆ(ストレート)・みりん・料理酒各大さじ1、砂糖小さじ2、しょうゆ小さじ1、おろししょうがチューブ2cm分を混ぜ合わせて加え、全体になじませましょう。次に、片栗粉小さじ1を水50ccで溶いた水溶き片栗粉を回し入れ、とろみをつけたら完成です。
ご飯にのせ、白いりごまとせん切りにした青じそ各適量をのせ、生卵をひとつ落として食べると絶品です。風味がよくご飯がすすむ、マジでウマい1品です。ぜひ作ってみてください!」
まとめ買いも安心!なすをおいしく保存する方法は
大量になすをもらったり、鮮度の良いなすをスーパーでまとめ買いしたりしたときに役に立つ「なすを保存する方法」についても教えてもらいました。
「なすは保存方法を間違えるとカビが発生したり傷みやすい野菜のひとつ。原産国はインドで、高温多湿を好むため、低温と乾燥を嫌います。保存方法は3つ。まず常温の場合、乾燥から守るべくペーパータオルに包んで保存袋に入れ、冷暗所で保存する方法。この方法がおいしく食べるには一番ベストですが、日持ちは短く2~3日ほど。なるべく早めに使いきりましょう。
次に冷蔵保存。常温保存同様に乾燥から守るべく、ペーパータオルで包んで保存袋に入れ、野菜室で保存します。保存温度は10℃~15℃が最適と言われており、冷蔵室だと低温すぎるため、必ず野菜室に入れてください。1週間程度日持ちします。
次に冷凍保存ですが、料理にすぐ使えるようにした状態で冷凍するのがおすすめです。水洗いしてヘタを取り、食べやすいサイズにカットし(焼きなす用ならカットしないままでも)、電子レンジ(600W)で1分半加熱したら冷ましてから保存袋に入れ、冷凍保存します。
各ご家庭の冷凍室の開け閉めの頻度なども影響しますが、約1か月は持ちます。冷凍したなすを使うときは凍ったまま調理に使ってください。中途半端に解凍すると細胞が壊れて食感が悪くなります。水分を含んだ冷凍状態のほうがおいしさそのままで料理に使えますよ」
食欲の秋。この時期一番おいしい旬のなすを、みなさんもぜひ堪能してみてください。
PROFILE 野菜のプロ・青髪のテツさん
長年スーパーマーケットの青果部で勤めてきた経験を元に、SNSを通じて野菜や果物の知識を発信。ブログ「やさいのトリセツ」運営。著書『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)、『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)など。
取材・文/加藤文惠 画像提供/野菜のプロ・青髪のテツ