旬の夏野菜ひとつ「なす」を美味しく食べたくなる季節が到来。料理好きのやすさんがInstagramに投稿した「なすと豚ひき肉の香味炒め」のレシピが話題になっています。

これでご飯が進まないわけがない!

副菜に使うイメージが強かったなすをひき肉と合わせ、食べ応えあるメイン料理に使いたくて今回のレシピを投稿したというやすさん。

 

作り方は簡単。なす2本を縦に半分に、さらに縦に1~1.5cm幅のくし形に切ります。にんにく1/2片と長ねぎ1/2本はみじん切りにしておきます。中火で熱したフライパンに多めの油を入れ、なすを皮目から並べて焼いたら、取り出して皿に盛りつけます。

 

同じフライパンに少量の油と先ほどのにんにくを入れて中火にかけ、豚ひき肉400gを投入。食べ応えのある大きさに焼くため、細かいそぼろ状にしないようフライ返しを使って両面に火を通します。だいたい火が通ったらひき肉をざっくりと崩し、ぽん酢大さじ6、本みりん大さじ2~3、顆粒鶏がらスープの素小さじ1/2と長ねぎ、白炒りごま適量、お好みで唐辛子の小口切りを加え、2~3分炒めます。最後にごま油適量を回しかけ、皿に盛ったなすの上にかけたら完成です。

 

「香味炒めの場合、砂糖を使うこともあるのですが、私は本みりんで代用しています。アルコールも入っているのでひき肉の臭みも消してくれるし、まろやかな甘みも出せます。また、ひき肉の焼き方も味のポイントです。焼くときにしばらくそのまま焼いて、わざと塊を作ります。なすが柔らかいので、ひき肉を箸でつかめるくらいの大きさの塊にすると、よりご飯に合うメイン料理に仕上がりますよ」

ひと手間加えて見た目も美しく仕上げるとさらに美味しい

「なすは多めの油で皮目を下にして焼くと茶色くなりにくく、きれいな紫が残るので、このひと手間で見栄えが断然、変わります。盛りつける際も、なすの彩りが見えるよう、肉を中央に寄せるのがおすすめです。

 

高校3年生の息子も『これ絶対ご飯に合うやつ』と、おかわりをするくらい、わが家でもお気に入りのメニューです。実は息子はもともと、なす嫌いだったんですが、この料理で克服したんです」

 

なすのウマみを引き立てるタレは、油淋鶏(ユーリンチー)の味つけをヒントにアレンジしたものだそう。小松菜やきのこ、お魚料理とも相性は抜群です。もし辛みが苦手な場合は、唐辛子を抜いても美味しくいただけるそうです。

 

これなら夏の暑さで食欲が細りがちなときも食が進みそう。いろいろな食材に使えるので大活躍してくれそうですね。

 

【作り方1】なすは縦半分に切り、縦に1〜1.5cm幅のくし形切りに。
【作り方1】なすは縦半分に切り、縦に1〜1.5cm幅のくし形切りに
【作り方2】中火で熱したフライパンに多めの油を入れ、なすを皮目から並べて焼き、皿に盛る。
【作り方2】中火で熱したフライパンに多めの油を入れ、なすを皮目から並べて焼き、皿に盛る
【作り方3】同じフライパンに少量の油とみじん切りをしたにんにくを中火にかけ、豚ひき肉を加えて炒める。
【作り方3】同じフライパンに少量の油とみじん切りをしたにんにくを中火にかけ、豚ひき肉を加えて炒める
【作り方4】豚ひき肉に8〜9割程度火が通ったらざっくりと崩す。
【作り方4】豚ひき肉に8〜9割程度火が通ったらざっくりと崩す。
【作り方5】調味料と長ねぎ、白炒りごまなどを加えて2〜3分炒める。ごま油を回しかける。
【作り方5】調味料と長ねぎ、白炒りごまなどを加えて2〜3分炒める。ごま油を回しかける。
【作り方6】なすの上にのせたら完成!
【作り方6】なすの上にのせたら完成!

 

PROFILE やすさん

高校3年生の男の子のママ。15分以内に作れて、簡単でもちゃんと美味しいメニューをInstagram(@yasu___recipe)で発信中。

取材・文/加藤文惠 画像提供/やす