現在、週に1~2回のペースで、幼稚園で保育ボランティアとしてお手伝いをしているという水野さん。子どもたちの成長に関わることで幸せを実感するとともに、それが自分自身の心の安定にも繋がっているといいます。そんなボランティア活動に「秘めた思い」を語ってくださいました(全5回中の4回)。

 

水野真紀さん
芸能活動の合間を縫って幼稚園でのボランティア活動に勤しむ水野さん

仕事の合間を縫って近所の幼稚園でボランティア

── 現在、週に1~2回、幼稚園でボランティア活動をされているそうですね。

 

水野さん:「社会にお返しをする」のがひとつの目的だったので、息子が卒園し、教育実習でもお世話になった幼稚園で、ボランティアとして保育活動に参加しています。

 

ボランティアの際は自転車で幼稚園に行き、日によりますが、9時半くらいから15時すぎまで活動します。遊んだり、お弁当を食べたり、また造形活動のお手伝いをしたりして一緒に過ごし、園庭の掃除をしてから帰宅する、といった感じですね。

 

幼稚園で教育実習をしていたころの水野真紀さん
幼稚園で教育実習をしていたころの水野さん

── どんなときに、喜びややりがいを感じますか?

 

水野さん:子どもたちが成長する瞬間に立ち会えることが、なによりの喜びですね。一人ひとり成長段階が違うので、「この子にとって今、どう接するのがいちばんいいのだろう」と常に考えながら接しています。

 

とにかく子どもたちには、自己肯定感と安心感を与えてあげたいなと思っていて。言葉をかけるときには、「上手だね」ではなく、「すごくいいね!」「頑張ったね」と伝えるようにしています。

 

「上手だね」だと、子どもは「こうすればいいんだな」と思い込み、主体性を失ってしまうように感じるからです。逆に、不安げな顔をしている子がいたら、適切なタイミングで声をかけて安心させるように心がけています。

 

実はこうした考えは、早生まれで引っ込み思案だった私の幼稚園時代の経験からきているんですよ。