コメダ珈琲のミニソフトが無料!地銀の金利がアップ!これらは国が推し進める少子化対策のうちのひとつ「子育て支援パスポート」を提示して受けられるサービスの一例。なのに、認知率はわずか2割。サービスの実態や賢く使うためには?内閣府を直撃取材しました。

これが目印!ロゴを街中で見かけたらあなたも得するかも

マクドナルドやデニーズで使える割引サービスがあった!

地方自治体から無料で発行してもらえる「子育て支援パスポート」を提示するだけで、コメダ珈琲店でミニソフトが1つ無料(※全店実施ではありません)になると、Twitterでたびたび話題です。

 

子育て支援パスポートとは、子育て世代にやさしい社会の実現のため、国・地方自治体と店舗が連携し、子どものいる家庭に各種割引・優待サービスを提供する事業です。

 

ほかにも、マクドナルドの「チーズバーガーハッピーセット」が100円割引。デニーズでは都道府県によって、「お食事代5%割引」や「おこさまドリンクプレゼント」を実施(2023年1月現在)しています。

 

「子育て支援パスポート事業として、千葉県の鴨川シーワールドでは5月の『子育て支援月間』と、11月の『家族月間』に料金の割引を実施しています。

 

協力店舗で子育て支援パスポートを提示するいっちーファミリー(内閣府子ども・子育て本部YouTube動画より)

割引や商品のプレゼント以外にも、地方銀行や信用金庫で預金や積立金の金利が上がったり、ローンの金利が下がったりといった金利優遇を行う金融機関もあります」と、取材に応じた内閣府の担当者は言います。

 

また、おむつの交換や授乳の場所の用意・粉ミルクを作るためのお湯の提供・トイレにベビーキープを設置など、乳幼児連れの外出サポートで子育て支援パスポートに協力するお店も多くあります。