子どもの安全対策にハーネスが当たり前になる社会へ

── 実際に使ってみて、お子さんの反応はいかがですか。

 

西野さん:息子は踏切がすごく好きなので、黄色と黒のトラテープ柄の迷子紐を見て「かんかん!かんかん!」と喜んでます。また、ぽわんとしたふわふわのヘルメット型リュックには、ちょっとした小物が入るので、お散歩のときにおやつを入れています。

 

まだ、商品は完成しておらず、あくまでもサンプルの段階なので本格的に使えるのは少し先ですが。近所の公園やお店で試しに使ってみたところ、「可愛いデザインだね」と温かい声をかけてもらいました。

 

── それはうれしいですね。とはいえ、まだまだ世の中では子ども用ハーネスに対して賛否両論あるかと思います。西野さんにとって、どのような社会を目指していきたいですか。

 

西野さん:最終的には周りの目を恐れずに、自分の好きなデザインのハーネスが当たり前に使える社会です。

 

安全対策は親の愛情です。危険な場所から子どもを守りたい。そのためにハーネスを使っているのです。

 

もちろん間違ったハーネスの使い方をしていたら話は別ですが、ただ見た目だけの印象で批判をされてしまうのは違うと思うんです。安全対策のためにハーネスを使いたい。その想いが社会のなかで浸透し、受け入れられる世の中になっていったらいいなと思いますね。


画像提供/西野みや子