おすすめの皿のサイズや安定感を出すコツは
── 上手なタワーを作るコツはありますか?
山本さん:
私が作ったときはちょっと壊れやすかったので(笑)、紙皿と紙コップをできるだけしっかり留めることが重要だと思います。段数が多いと余計壊れやすくなるので、一番下のお皿かコップの中に重石になるものを入れると、タワーがぐらぐらせず安定すると思います。
お皿には何をのせてもいいですが、上2段にはあまり重くないものを置くとバランスが取りやすいと思います。明るい色のフルーツや、カラフルなケーキを並べると可愛いですね。横から綺麗に見える組み合わせもポイントです。
ただ見た目の綺麗さよりも、子どもが大好きなもの、喜んでくれるものをのせることが、いちばん素敵に仕上がるコツだと思います。リツイートで唐揚げやポテトをのせている方がいらっしゃったんですが、うちの子も喜びそうだったんで、いつかやってみたいです!
── おすすめのお皿のサイズはありますか?
山本さん:
去年は直径18cmの皿を使いましたが、今年は直径25cmくらいの大きめの紙皿を使いました。お皿が小さすぎると、紙コップを載せたときにスペースが狭くなってあまりものが乗らなくなるので、ある程度の大きさは必要だと思います。
下のお皿から順番に上に向かってサイズを小さくするのがバランスも見た目もいいかもしれません。ただ、しっかり固定して下のお皿に重いものを置けば、お皿が全部同じサイズでも大丈夫だと思います。
── 子どもが喜びそうなアレンジ法があれば教えてください。
山本さん:
紙皿や紙コップに子どもに好きな絵を描いてもらい、それを使って組み立てると喜ぶかもしれませんね。あと、サプライズを演出するなら、お菓子を食べ進むと見えてくるように、お皿に絵や言葉などを描いておけば、盛り上がるかと!好きなものをいっぱい盛り込んだお菓子タワーで、パーティーを楽しんでいただけたらと思います。
PROFILE 山本ゆりさん
料理コラムニスト。レシピ本「syunkonカフェごはん」(宝島社)シリーズは累計750万部を超えるベストセラー。身近な食材で作られる絶品レシピをはじめ、ユニークな語り口調でつづられるSNSも人気。「DAIGOの台所」(朝日放送)出演中。大阪在住。3児の母。
取材・文/松永加奈 写真提供/山本ゆり