ものを手放すことは「スタンプラリー」
実際に家からものが出ていくまでにはいろんな工程を踏むので、分岐型のスタンプラリーみたいなものだなと感じています。
すべての工程を一気に手がけられない場合も多いですよね。進捗に合わせて一時置きしておく場所があると便利です。
また、たとえばクローゼットの中身を全部出して要・不要の判断をする際に、その場で不要なものを捨てると考えると尻込みして、片づけのハードルが上がってしまいます。
要・不要に加えて保留という選択肢があれば、少なくとも悩むものは保留袋に入れればいいので、整理がサクサク進みます。自分の中での「必要なもの」と「悩むもの」の区別もつけられます。
その際、保留袋の中身は、期限を設定して、処分を決めるのがおすすめです。
1か月など期限を設けて、その日までにそのアイテムの存在を思い出してもう一度使うことがあれば元あった場所に戻し、思い出さなかった場合はそのまま捨てる、という方法をとれば着実に片づけを進めていけます。
売る・譲る袋も、期限を決めるのがおすすめ。フリマ出品する日や、譲り先への連絡をする日を設けるなどして、着実にこなしていきましょう。
わが家では、おおまかに年に1度は袋の中身を空にするようにしています。すべての袋の中身が空になると、えも言われぬ晴れやかな心地になります。
スッキリした気持ちで新しい年を迎えたいですよね。片づけがなかなか進まないとお悩みの方は、ぜひ「3つの袋で片づけ」を試してみてください。
文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子