7歳と5歳の娘さんのお母さんである、なりたりえ(@rienarita)さん。子どもたちとの日々の出来事を漫画にして、SNSに投稿しています。そんなりえさんが姪っ子ちゃんを通して感じた、おばあちゃんとの思い出に共感の声が寄せられました。
ついついおばあちゃんに使ってしまう敬語
りえさんが子どもの頃のことです。いつもニコニコしていて、優しく接してくれるおばあちゃん。「りえちゃんは、めんこいね〜」と会うたびに可愛がってくれたそう。りえさんはそんなおばあちゃんが大好きでした。
しかし、遠方に住んでいることでなかなか会う機会がなく、そのせいか、りえさんは成長していくにつれて、おばあちゃんに対して敬語を使うようになりました。どこか遠慮がちになってしまったりえさん。そんなりえさんに対しておばあちゃんは、いつもと変わらずに優しく接してくれたそうです。
接し方に戸惑い、大好きなおばあちゃんにうまく甘えられなかったりえさんは、「他人行儀だったのでは…」「可愛くない孫だったんじゃないか…」と、胸に引っ掛かりを感じたまま大人になっていきました。
敬語を使う姪っ子に「成長したんだなぁ…!」
そんななか、りえさんはお兄さんの娘さんである小学5年生の姪っ子と会うことに。昔から可愛がっていたこともあり、「夏休みは楽しかった?」と他愛のない質問を投げかけました。すると姪っ子から、「はい…たのしかったです!」と、敬語を使った返事がかえってきたそうです。
りえさんは、「敬語だ…」と思うと同時に、姪っ子に対して嬉しい気持ちが込み上げてきました。
「成長したんだなぁ…」
敬語だということはちっとも嫌な気持ちにならず、むしろ姪っ子の成長を感じられて嬉しいと感じたそうです。
そして、昔の自分のことを思い出し、おばあちゃんもそう感じてくれていたら嬉しいな…と思うのでした。
りえさんの投稿には、「成長だあ…ほっこりしました」「私も母方の祖母とはそんなに話せなくて卑屈に思う事がありましたが、たまにしか会わない分、成長を感じてくれていたかもしれません」などの共感の声が。
「私が証明します。孫はどんな子だってかわいい。成長も楽しみです」といった、おばあちゃん目線のコメントも寄せられました。
りえさんは、大人になるにつれて、子どもの頃のようにくだけた言葉で話せるようになったとのこと。若い頃は不器用だったけど、大人になっていろいろと器用になれたのかなと語ってくれました。
敬語を使うとどこか壁ができてしまっているのでは…と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、成長と共に自然と出てくるものと考えると心が軽くなりそうですね。
取材・文/北崎早希