メイク道具は種類が豊富で選ぶ楽しさがありますが、逆に数がありすぎて悩ましいという人も多いかもしれません。ミニマリストのおふみさんの場合、何を基準にアイテム選びをしているのでしょうか──。

ミニマリストが化粧で重要視していること3つ

みなさんは化粧に求めるものって何がありますか?

 

そもそも、なぜ化粧をするのかといえば、私の場合は「ウィークポイントをカバーするため」「なりたい自分に近づくため」。

 

たとえば、私は顔色が悪いのでスッピンだと体調を心配されます。チークやリップを塗ることでウィークポイントをカバーできるので、化粧は人に心配をかけないために必要な身だしなみだと捉えています。

 

そして人を心配させないという土台を整えたうえで、自分のなりたい雰囲気というものがあります。強めの装いが好きなので、それに合った雰囲気で、でも濃すぎない自然さが欲しいです。

 

これらを叶えつつ、できれば時短で化粧を終えたいところ。

 

というわけで、「ウィークポイントをカバーしてくれること」「なりたい自分に近づけてくれること」「時短」という3点を化粧に求めています。

工程を減らす名アイテム

お出かけ前って「倍速で時間が進んでいるんじゃないか?」と疑うくらい慌ただしいですよね。化粧の工程が多すぎると出かけるのすら億劫になってしまいます。長年、化粧をササッと終わらせたいと考えてきました。

 

化粧の工程でいちばん時間がかかるのが、やはりベースメイクではないでしょうか。塗る面積が多いし、使うアイテムも多い。

 

従来は、化粧下地→リキッドファンデーション→コンシーラー→フィニッシングパウダーという工程を踏んでいましたが、何度もリキッド状のものを塗るのが面倒で、下地とファンデーションを兼ねたBBクリームに一本化しました。

 

なので現在は、BBクリーム→コンシーラー(クマを隠す)→プレストパウダーという工程になり、グッと時短化できました。

 

そして、私はここ15年ほどニキビ肌で、ニキビやニキビ跡に常に向き合ってきました。指で塗るとむしろ凸凹が目立って汚くなってしまう…そんな悩みを解決して、綺麗にカバーしてくれたのがこちら。

 

「LA ROCHE-POSAY UVイデアXL プロテクションBB 01」と、「SHALON メイクアップパフ 天然ファンデーション用スポンジ」。

 

肉厚のスポンジでこのBBクリームを叩き込むと、自分史上最も綺麗に気になる部分をカバーしてくれたので、衝撃を受けました。

 

「この15年ベースメイクで悩んでいたのはなんだったの?」というくらい。薄いとカバーできないけれど塗り込みすぎると汚くなり塩梅が難しいのがベースメイクだと思っていましたが、この組み合わせだとどんな日も一定の仕上がりで綺麗にカバーできるのです。

 

過去の自分に教えに行ってあげたいくらいです。このセットに出会えてからはずっとリピート買いしています。

眉毛の不毛地帯が目立つ問題、これが救ってくれた

私は眉毛の毛1本1本の色が黒々と濃く、なおかつ割と太いです。

 

そして、2000年台前半の細眉ブームの名残で、一部が不毛地帯になっています。おかげで、眉頭から始まって濃い・濃い・不毛・不毛・濃い、という感じで落差が激しいのです。

 

そのすきまを埋めるのがアイブロウペンシルですが、色味の選定を間違えると、描いた部分だけ思いっきり色が浮いてしまいます。

 

ピンク系は浮くし、カーキ系もあまり馴染まないし、かといって黒で描くと、「眉毛、描いてます!」という感じで眉毛だけ黒々と前に迫り出してくる強い印象になったり…。色選びが難しいのです。

 

また化粧する際、他の何を省こうとも眉だけは描くので、とにかく消耗スピードが早いのがアイブロウペンシル。だからできれば安価に手に入れたいのです。

 

そして出会ったベストアイテムが、我らがダイソーのUR GLAM「UG スリム スケッチ アイブロウペンシル BR-5」です。

 

お値段110円(税込)、日々使うものなのでこの安さは嬉しい。

 

そして大事なのが色味。ダークブラウンで、不毛地帯に描いても自眉と馴染むうえ、眉毛のある地帯に描き込んでも濃くなりすぎず適度に馴染むのです。

 

絶妙な色味で、初めて使った日に「やっと会えたね…」と心の中でつぶやいたほど。

 

人気ゆえ、お店をのぞくと売り切れていることもしばしば。あったら確保し、常に家にストックが1本はある状態を保つようにしているくらい、欠かせないアイテムです。

なりたい顔に近づけてくれる、リキッドアイシャドウ

そして、自分の中で今っぽさを出してくれる部門第1位が、「CAROME. メルティングフィットアイシャドウ ピンクブラウン」。

 

※おふみさん個人の使い方です。

「バリバリメイクしてます!」感がなく自然で、でも薄づきすぎない、適度な抜け感が出るのです。こちらをまぶたにのせるだけで、一気に今っぽい顔にしてくれるのです!(自分比)

 

指で伸ばして塗っているのですが、これ一色でグラデーションにできて、下まぶたにも使えます。

 

クレンジングするまでピッタリと肌に密着しているのを感じます。最近はこればっかり使っています。

 

気分を変えたいときは、手持ちのアイシャドウパレットから好きな色を一色選んで、上に重ねています。時短も叶って最高のパートナーです。

 

これを使えば思い描く顔になれる、と思うと安心感があります。みなさんはどんなアイテムを愛用していますか?

 

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子