Twitterでは定番の「RT(リツイート)された数だけ〇〇する」という企画。2年ほど前にも、「RTされた数だけ罫線で遊ぶ動物を描く」という企画が2万2千RTと話題になりました。実は、投稿者の晴夏(@_harenatsu)さんは、あれから2万2千匹を目指して、現在も動物を描き続けています。
ノートに描いた一匹のカエルが2万2千RTされた
はじまりは、ノートの罫線で遊ぶ一匹のカエルのイラストでした。罫線によじのぼるカエルが目を引き、2020年4月「RTされた数だけ罫線で遊ぶ小動物を描く」という企画は話題に。そして、あっという間に2万2千RTに到達します。
そして、2022年8月現在、コツコツと描き続けたその数は3142匹。8月に投稿された報告ツイートも3.5万いいねがつき、再び注目を集めました。
「こんなに莫大な数でもやり遂げようとするのはもちろん、絵のクオリティも下げずカラーのままなの凄い」といった賞賛のコメントや、「(2年前に)初めてカエルを見たときのワクワクを今も覚えています」「当時、かわいいと思ってRTしました!」などと、当時から応援している人からもコメントが寄せられました。
企画に忠実に、十数年かかってもやり遂げる
この企画をはじめたきっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大がきっかけだったそう。
「当時、コロナ禍でお仕事が減ってしまっていて、その状況を脱却するべく話題作りの為に始めました」
こうした「RTされた数だけ〇〇する」という企画で、あまりに大きな数に達してしまった場合は、キリの良い数字や、現実的に可能な数字で実行されるのもお約束です。
しかし、晴夏さんは宣言通り、2万2千匹の動物を描くことを決意しました。それだけの動物を描くには、晴夏さんの予測では「十数年かかる」とのこと。
ときに写実的に、ときに幻想的に。晴夏さんのイラストを眺めていると、決して、数をこなすためではなく、一匹一匹、丁寧に描かれていることがわかります。
「(2万2千というRTの数を見て)最初は少し驚きましたが、沢山の方に自分の作品を求めていただけた事にとても嬉しく感じました」
「(数を減らそうとか)そういった事を考えたことはないです」
罫線で遊ぶ動物シリーズが好評だったことから、晴夏さんの画廊では、自分のノートに罫線で遊ぶ動物を描くサービスも提供されているのだとか。
「斬新な取り組みで面白いと言っていただくことが多いです。実際にご利用くださった方達にも喜んで頂けています」