今年も残すところあと2か月ほど。面倒な大掃除をやらずに済ませるためにも、特に狭いトイレは普段からすっきりキレイを保ちたいところです。そこで今回は、“やりすぎ注意”のトイレ収納やインテリアについて、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに自身の失敗談を交えつつ教えてもらいました。
NGその1. 安易に棚を取りつける
もともと収納スペースがほとんどないトイレも多いかと思います。そんなときに便利なのが、後づけできる収納棚。最近では突っぱり棒で簡単に取りつけられるものなど、種類も豊富ですが、実はこれが要注意。簡単だからこそ、熟考せずに設置してしまいがちです。
棚ができると途端に収納スペースが増えるため、あれもあると便利、もっと収納できる…と、ついついものが増えがちに。いつしか山積みになったり、狭い空間に圧迫感が出てしまったり…という事態に繋がりかねません。
棚を設置するときのポイントは以下の通りです。
- 奥行きを欲張らない
- 座ったとき、立ったときに気にならない位置に
- 一面の壁のみに限定
- 棚にも余白を持たせる
- 動線を邪魔しない位置に
これらに気をつけることで、すっきりした見た目と清潔感をキープしやすくなります。
NGその2. DIY家具を多用して空間を圧迫
以前は、他のDIYで余った木材を消費したくて、トイレの収納棚を手作りしていました。
殺風景なトイレにディスプレイスペースもでき、当時は満足していましたが、やはりもともと狭い場所。圧迫感と掃除のしづらさに耐えられず、結局撤去しました。
DIYすると、自分の思いどおりに作れて楽しいものですが、よく考えると自作の棚の収納力はイマイチだったように思います。置けたのはせいぜいトイレットペーパー2~3個、トイレの液体洗剤とトイレの掃除シートくらい。
手作り自体で得られる充足感や見映えに満足しがちですが、本当に実用的かどうかと問われると苦しい部分も。圧迫感を覚えるようだったり、掃除がしにくいと感じる場合は、一度外してみてもいいかもしれません。
NGその3. ものを置いて窓を塞いでしまう
DIYに熱中していたころは、窓枠を手作りし、レース模様のシートを貼っていたこともありました。
換気がしづらい、窓自体の掃除ができない…といった理由で、現在は撤去しています。
窓枠にものを置きすぎて窓をふさいでしまっている人は意外と多いのでは。その結果、換気や掃除がおろそかになりがちなので、まずは窓周辺の片づけから始めてみるのもおすすめです。