学年が上がると生活リズムが崩れる?
ママの負担を減らすために子どもには規則正しい生活をしてほしいものですが、年齢を重ねるにつれ、生活リズムが不規則になる子どもが多いようです。
ベネッセ教育総合研究所と早稲田大学が共同で実施した「子どもの生活リズムと健康・学習習慣に関する調査」によると、学年が上がるにつれて生活リズムの乱れが増加することが判明。
学年が上がると平日・休日の睡眠時間が減少し、生活リズムの夜型化や平日と休日の生活時間のズレが大きくなるとのこと。
これには寝る前のスクリーンタイム(スマホなどの画面を見る時間)の増加が関係。スマホなどのディスプレイから発せられる光には、青色の波長帯が多く含まれています。寝る前にスマホの光を浴びると、メラトニン(睡眠誘発ホルモン)の分泌を抑制して体内時計の夜型化をもたらすそう。
また成績上位の子どもは生活習慣が正しく、スクリーンタイムが短いこともわかっています。
規則正しい生活を送ることは大切ですが、昨今のコロナ禍で生活スタイルが変化してリズムが乱れている人もいるのではないでしょうか。家族の生活リズムと上手く向き合っていきたいものですね。
文/内田裕子
参照/ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活リズムと健康・学習習慣に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001029.000000120.html