誕生日、母の日、父の日、敬老の日に結婚記念日…数ある記念日の家族や親族へのプレゼント選び、迷ったことはありませんか?

 

わが家は三世代同居の六人家族、ただでさえ祝うべき記念日が多いところに、義父母へのプレゼントはバリエーションがついに尽きてきました…。

「もう歳だから欲しいものはない」義父母

そもそもプレゼントに何が欲しいか、本人からリクエストをしてくれたら特に問題はないのです。子どもたちや夫は、本人が欲しいものをはっきり伝えてくれるので、プレゼント選びに悩むことはありません。

 

困るのは、「もう歳だから、何にも欲しいものはない」という義父母へのプレゼントです。

 

何が欲しいかはっきり伝えてくれたらありがたいのですが、これがなかなか容易ではありません。

 

どんなに尋ねても「これから物を増やすのも…」「もう大抵のものは持っているし…」と、欲しいものが思いつかない様子。

 

かといって、いくつあっても良さそうなアクセサリーや帽子、スカーフなどの服飾小物は、本人の好みがあります。

 

メンズの小物は色やデザインがもともとある程度限られており、義父にはその中から選んだものをプレゼントすると喜んでくれるのですが、女性ものはなにしろ種類が膨大で選ぶ難易度が段違いです。

 

いくら義母が好みそうだと思って選んでも、その後に使っているのを見なかったりすると、やっぱり趣味に合わなかったか…とがっくりしてしまいます。

消え物や本人チョイスにしてみても

義父母と離れて住んでいるならば、ちょっといいお菓子などの、いわゆる消え物もいいと思います。

 

しかしながら、わが家は食べ盛りの子ども二人を含む完全同居世帯。

 

美味しい食べ物は当然のように皆で一緒に食べる流れとなり、いまいちプレゼント感がないのです。何なら祝い事をダシにして美味しいものを食べているだけなんじゃないかと後ろめたい気持ちになってきます。

 

それならば本人に選んでもらおうと、渋るところを一緒に買い物に誘い出したことも何度かあります。

 

この方法は、服でもアクセサリーでも本人の好みに合うものを選べるので良い方法でした。

 

たったひとつ…予算の問題を除いては。

 

日本の高度成長期に育った義母の目は肥えており、お手頃価格の衣料品店などに連れて行っても「欲しいものは見つからないわね」で終わってしまいます。かといって百貨店に行ったりすると、義母お気に入りの洋服は私たちのプレゼント予算の数倍、ということも…。

 

たまに奮発するのはいいのですが、母の日に誕生日に敬老の日に…と年に何度もそれをする余裕は、残念ながらわが家にはありません。

 

思い返すに、今まで義母がいちばん喜んでくれたプレゼントは、還暦を迎えた記念に、年の数だけ真っ赤なバラの花束を贈ったときだったような気がします。

 

しかし毎年同じネタを繰り返すのも芸がありません。サプライズだからこその一発芸的な喜びはあっという間にネタ切れしてしまいます。

 

こうして私は毎年何度も、記念日が近づくたびにウロウロとショッピングセンターを歩き回り、何か目新しくて喜んでもらえて、しかもそれなりにお手頃なプレゼントはないか…と頭を悩ませる羽目になっているのです。