子どもが自分専用のスマホを持つ年齢は、年々下がってきています。

 

NTTドコモが運営する「モバイル社会研究所」によると、2021年でスマホを持ち始める平均年齢は約10.6歳。もっとも多い時期は中学入学に近い12歳だそう。

 

スマホ所持が低年齢化する時代だからこそ、親に知って欲しいのがペアレンタルコントロール機能です。

子どもがスマホを持つとやりたくなること

子どもがスマホを持つと、まず始めるのがLINEでしょう。LINEは友達との交流だけでなく、家族との連絡にも欠かせないアプリです。

 

さらに、Twitter 、Instagram、TikTokといった人気SNSも始めたくなります。しかし、これらのSNSアプリは13歳以上でなければ利用することができません。13歳になるのを待ちましょう。

 

SNSを始めたら、大人と同様に使わせるとトラブルに巻き込まれる可能性があります。知らない人からメッセージが送られてきて、「自画撮り(脅されて裸の写真を送ること)」や実際に会うことを求められる人も少なくありません。また、夜遅くまで友達とメッセージや通話をしている、個人情報を漏らしてしまうといった困りごとも起きます。

 

そこで、親が子どもの利用を管理する「ペアレンタルコントロール」機能が必要となるのです。

無駄な親子げんかにも効くペアレンタルコントロール

ペアレンタルコントロールとは、親のスマホから子どものスマホ利用を管理できる機能です。

 

iPhoneの「ファミリー共有」、Androidの「ファミリーリンク」という機能を聞いたことがありますか?この2つはスマホのOSを開発している会社が提供しているペアレンタルコントロール機能です。スマホを利用できる時間、アプリの利用時間、課金やインストールの承認制などを設定できます。

 

お子さんにスマホを持たせるなら、スマホのペアレンタルコントロール機能はぜひ設定してほしい機能です。

 

「スマホは2時間までね」と約束していても、実際には親が見ていないときに使ってしまうかもしれません。でも、ペアレンタルコントロール機能を設定していれば、「また内緒で長時間使ってる!」「使ってないよ!」といった無駄な争いもなくなり、約束をしっかり守れます。