環境省の発表によると、令和2年度のゴミの総量は年間4167万トン(東京ドーム約115杯分)。ゴミの処理事業経費はなんと2兆1290億円にものぼるとか…!

片づいたキッチンのイメージ
まずは買うものを厳選して、ものを多く持ちすぎないようにしたい

普段は何も考えずにゴミに捨てている人が多いと思いますが、その先の回収や処理にかかる費用や環境への弊害を考えると、少しずつでもゴミを減らす意識を持ちたいもの。

 

そこで、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに、自宅で実践しているゴミを減らす取り組みを教えてもらいました。

1. ヘッドだけ取り替える歯ブラシを活用

歯ブラシを交換するたびに、まだ使えそうなのになぁ、ともったいなく感じることがよくありました。柄の部分はまったく傷んでいなくても、ヘッド部分がへたってしまうと、掃除に使い回してから捨てるくらいしか活用方法が思いつかず…。

ヘッドが取り替えられる歯ブラシの例
ヘッドを取り替えれば、柄の部分は長く使える

たまたま見つけたのが、今使っているヘッドだけを取り替える歯ブラシ。捨てるのはヘッド部分だけなので、ゴミの量がコンパクトになるうえ、ストックの収納も場所をとらなくなり、とても気に入っています。

2. ボックスティッシュは使わない

歯ブラシと同様、なんだかもったいないな…と思い続けていたのが、ボックスティッシュ。ティッシュケースに詰め替えて使用する場合、開封と同時にパッケージである箱はゴミになってしまいます。

ボックスなしのティッシュの例
シンプルな見た目もお気に入り

そこで、最近愛用しているのが、ポケットティッシュのようなタイプのティッシュ。ハーフサイズに折りたたまれていますが、広げると通常サイズよりもやや小さい程度。使い勝手に問題は感じませんでした。パッケージはごくごく小さく丸めてコンパクトに処分できます。