歩くだけでも発見がたくさんある

久留米市。「ブリヂストンの街」ということもあって車輪

── 普段はどんな活動をされているんですか?

 

岡元さん:
以前は営業の仕事をしていて、地方に行くことが多かったので、そのときに見て回ってはガードレールを撮影していました。特に写真を整理したり、ファイリングしたりすることはないんですけど、スマホのフォルダを見てほくそ笑む、っていう(笑)。

 

ただ、ガードレールを紹介するblogを始めたので、それで整理ができているという感じですね。

 

── かなりの数を網羅されていますね。「このガードレールがあるからその土地に行く」ということはあるのですか?

 

岡元さん:
ガードレールについて発信しているので、「こういうガードレールがありましたよ」と情報をいただくことは増えました。

 

でも、基本的にはひたすら歩いて見つけています。休みの日に電車で出かけて、駅の周りを歩く。それだけでも発見は多いです。ひと駅分くらい歩いちゃうこともあります。

 

あと、交差点を見るのもおもしろいですね。国道と県道が交わっていると、それぞれデザインの違うガードレールがつながっていたり、同じ写真に違うデザインのものが写り込んでいたり。

 

── 思っていた以上に奥が深いことがわかります!誰でも目にする機会があるガードレールですが、初心者がガードレールを楽しむにはどうしたらいいのでしょうか。

 

岡元さん:
まずは周りをキョロキョロしてみてほしいですね。

 

地面を見るだけでも、マンホールやタイルとか、いろいろありますし、ガードレール以外にも新しい発見があると思います。

 

PROFILE 岡元 大さん

自称・日本唯一のガードレーラー。珍しいガードレールを求めて日本中を探索。多くのメディアに掲載され、自身のブログ「ガードレール(ガードパイプ)探訪」も注目を集めている。
取材・文/ふくだりょうこ