「ガードレールに音符模様──?」日々、何げなく目にする「ガードレール」。日常に馴染み過ぎて、意識することも少ないかもしれません。しかし、「ガードレールは人の心をわしづかみにしてしまう魅力がある」と語るのは、ガードレールマニアの第一人者でもある岡元大さん。地域によって模様が違ったり、カラーにも特徴があったりと、知られざる世界があると言います。

実は個性があるガードレールの数々

── 率直な疑問で恐縮なのですが、ガードレールマニアというのは一体どういうことなのでしょうか…?

 

岡元さん:
ひと言でガードレールと言っても、いろんな種類があるんですよ。たとえば…。

 

(左)杉並区のチューリップ、(中)高崎市の音符、(右)品川区の貝

左が杉並区のチューリップ。高崎は音楽の街。品川は大森貝塚の近くだったので貝なんだと思います。

 

── かわいい!そしてちゃんと地域と紐づいているんですね。

 

岡元さん:
他にも、市区町村の花や木が関連しているものもあります。

 

(左)長野県はリンゴ、(右)茨城県のバラ。県の花がバラです。

── 想像以上にかわいいものが多い…!

 

岡元さん:
あと、ここの街はお金が潤沢だな、というのも分かります。たとえばこちらは港区のガードレールです。

 

港区のガードレール

── 確かに手が混んだ作りなので、値段が高そうな感じがしますね(笑)。