収納を考えるときの鉄則といえば、「使う場所の近くにしまう」こと。これだけのことで片づけが格段にラクになります。とはいえ、置きたくてもスペースがないこともしばしば。棚やフックを取りつけられるといいけれど、壁は傷つけたくないし…。

 

そんなときに役立つのが突っ張り棒。100均などでも簡単に手に入るので、気軽に活用できるもののひとつです。

突っ張り棒を使った収納の例
突っ張り棒が1本あるだけで、収納方法の選択肢がグッと増える

突っ張り棒の賢い活用法について、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに教えてもらいました。

1. 洗濯機の上のデッドスペースを活用

洗濯機まわりは日々使う細々したものが多い場所。突っ張ることができる壁がある場合は
突っ張り棒に小さなバスケットを組み合わせることで、手軽に収納が完成します。

洗濯機の上の空間を活用した収納例
一見収納ケースが置けない場所にも収納スペースが!収納物は突っ張り棒の耐荷重に合わせて

網目の大きなバスケットを利用すれば、突っ張り棒を直接通してセットできますが、結束バンドなどで取りつけても。


突っ張り棒の取りつけ位置を前後で変えれば、取り出しやすい角度にすることも可能です。

2. 洗面台下収納をシステマチックに

浴室や洗面所で使う日用品のストックなど、洗面台下は収納すべきアイテムがてんこ盛りになりがちです。しかも大きなシャンプーやボディーソープの詰め替え、細々とした歯磨き粉など、サイズもバラバラ。

 

そんなときはサイズごとに分類してしまうと、残数の確認がしやすくなります。

洗面台下の収納例
突っ張り棒なら高さの調節が自由自在

突っ張り棒に浅いトレイを合わせて、細々としたものを収納すれば、何が入っているかが一目瞭然。また、突っ張り棒の先端を外して吸盤をつけることで、ズレ落ちを予防できます。

3. デスク下を収納に活用

壁面に沿ってデスクを置いた場合、デスク下は意外とデッドスペースになります。

デスク下収納の例
見せたくないコード類をデスク下にまとめてスッキリ

ここにも突っ張り棒+バスケットで収納をプラスすれば、すぐに使いたいものを収納しておくことができます。加えて、ゴチャついて見えがちなコードを軽くホールドできるので、簡単にスッキリ見えが叶いますよ。