生まれ持った体力気力の差ってあるよなぁ…と、私はつくづく思います。
根っから虚弱で、さらにうつ病など複数の持病のある私は、体力気力を鍛える体力気力がない、という手詰まり状態。かたや同居の義母はいつも早起き、元気いっぱいで活力の塊です。しかし、そんな義母にもここ数年、ついに衰えの足音が。
それによってもたらされた嫁姑関係の変化とは…?
70代まで疲れ知らずだった義母
数年前、いまだに忘れられない、義母の衝撃の発言がありました。
70代を迎えた義母がしみじみと、「最近、疲れを感じることがあるのよね…」と言ったのです。
それを聞いた当時30代の私の頭の中は?マークでいっぱい。
前述の通り、私は常に体力が赤ゲージ、朝起きた瞬間から疲労でいっぱい、爽やかに目覚める日など20代の頃から年に数えるほどしかないという体たらくです。
そんな私にとって、義母の発言は衝撃的でした。彼女が言うことをそのまま受け取めれば、70代になるまで、疲れを感じたことがなかった?いやまさかそんなことがありうるでしょうか?どれだけ鉄人なんだ…?
「すごいですね…私は疲れてない日はほとんどないです…」
そう返すのが精一杯でした。
「加齢のせい」にしょんぼり
そんな義母でしたが、ここ数年はさすがに、衰えを感じることが増えました。
体のあちこちの微妙な不調を訴えることが増えたのです。
初めのうちは「大したことないわよ」「病院に行くほどじゃないわ」と言い張っていた義母も、若い頃のように自然治癒することはあまりないと悟ってからは、しぶしぶ病院通いをするようになりました。
新しい症状で病院にかかっては「加齢のせいですって…」としょんぼりする義母を見て、かわいそうに思うと同時に、今までが元気すぎたんですよ…というセリフが毎回喉元まで出かかります。