「昭和歌謡博士ちゃん」として、テレビ番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に出演し話題となった、中学1年生の左合桂三くん。今春には「徹子の部屋」の収録現場にお邪魔して念願の黒柳徹子さんとの共演も果たし、「NHK紅白歌合戦」の裏話で盛り上がったそう。若干12歳でなぜ昭和歌謡に興味を持ったのか、母親の左合みちるさんに話を聞くと──。
お気に入りは和田アキ子さん「どしゃぶりの雨の中で」
── テレビ番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に、「昭和歌謡博士ちゃん」として出演している桂三くん。テレビを拝見し、昭和歌謡への並々ならぬ愛の強さを感じました。
左合さん:
今、昭和歌謡にどっぷりハマっていますね。幼少期からこだわりの強い子で、好きなことを見つけるとのめり込むタイプでした。探究心が強く、知りたいことはわかるまで調べずにはいられないようです。
桂三は今、中学1年生なのですが、昭和歌謡にハマったのは実は2年ほど前です。昭和歌謡の前は小さい頃から小学校中学年まで電車にどっぷりでした。電車が好きな期間がいちばん長かったのですが、電車から一転して、昭和歌謡に移行しましたね。
── 昭和歌謡を好きになったきっかけはなんだったのでしょうか?
左合さん:
きっかけはドキュメンタリー「AIでよみがえる美空ひばり」という番組でした。それでAIに美空ひばりさんの歌をたくさん聞かせて覚えさせる場面があり、美空ひばりさんの曲を聞いて、昭和歌謡の魅力に一気に引き込まれたようです。
その頃、新型コロナウイルスの影響で学校の授業もリモートになり、自宅でテレビや動画を見る時間が増えたため、昭和歌謡の動画を探してよく見ていました。
志村けんさん追悼の「8時だョ!全員集合」が配信されていて、コントももちろん大笑いで観ていたのですが、合間にある歌謡コーナーで歌謡曲がよく流れていたのも、興味に拍車をかけたようです。
── 昭和歌謡はどうやって聞いているのですか?
左合さん:
レコードの「ちりちりちり」というノイズ音が落ち着くようで、自宅にいるときはレコードプレーヤーで聞いています。レコードの数は今ではカラーボックス3箱ほどになりました(笑)。欲しいレコードを見つけては、中古レコード店を巡ったり、フリマアプリ、オークションサイトで購入しています。
自分の写真を加工して、レコードジャケットをつくることにもハマっているようです。最近は和田アキ子さんの「どしゃぶりの雨の中で」がお気に入りで、そのジャケットを自分の写真を加工してつくっています。