昨今は「名もなき家事」が指摘されるようになり、家事が複雑化している面があるように思います。たくさんのライフハック術が参考になる半面、家事にかかる時間がぐっと増えて、疲弊している人も多いのでは。

 

そこで、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに「手放してもいい家事」について教えていただきました。

1. 「洗濯物をたたむ」

プロセスが多い洗濯のなかでも「たたむ」作業は、手が取られる時間が長いですよね。しかも、きれいにたたんでも引き出しの中はすぐグチャグチャに…頑張ったわりには報われない家事の代表格です。

洗濯物のイメージ
たたまず吊るせば「シワができにくい」という利点も

それならば、思いきってオンシーズンの洋服はもちろん、肌着や部屋着までもたたまず吊るす収納にしてみてはどうでしょう。わが家で実践したところ、家事時間をぐっと短縮できました。

  • 吊るす
  • バスケットにそのまま入れる
  • 家族それぞれに委ねる
  • 邪魔にならないところに室内干しスペースを作り、干しているものから使う


など、たたまずに済む方法はいくつもあります。

2. 「ふきんや雑巾の漂白」

この時期、特にニオイが気になるふきんや雑巾。こまめに漂白したり、洗濯したり…と、管理が大変になります。

 

でも、果たして本当に布のふきんや雑巾は必要なのでしょうか。

洗って使える使い捨てふきんのイメージ
「洗って使える使い捨てふきん」は厚手で丈夫なのが嬉しい

わが家では、少し前に「洗って使える使い捨てふきん」を取り入れてから、ニオイに悩まされることもなくなり、漂白をする時間も不要に。1回使って捨てるわけではないので、エコの観点からも衛生面からも今後活用の幅が広がりそうです。

3. 「浴槽の本気掃除」

漬けおき掃除や浴槽のエプロンを外しての掃除などは、ほんの10年前には話題にも上がらなかった家事のように思います。「他の人がやっているから」という理由で、やらなきゃと感じているのであれば、自分に余計な負担をかけているかも。

浴槽のイメージ
浴槽のエプロンの裏の汚れまで、気にする必要はある?

浴槽のエプロンを外す掃除は、推奨していないメーカーやNGとしているメーカーもあったり、そもそも外せないものもあります。どうしても気になるなら、無理をせず、掃除のプロに依頼してみてもいいのではないでしょうか。