現在、9歳の長女と7歳の長男の子育て中の、元モーニング娘。中澤裕子さん。2014年から福岡県に活動拠点を移し、今春長男が小学校に入学したのを機に、より子育てに比重を置きながら、仕事をセーブしているそう。「ずっと悩んでいる」という、仕事と両立について、今の率直な気持ちを伺いました(全5回中の3回)。

悩みはつきない2人の子育て

中澤裕子
お子さんの作った鬼のお面を被る中澤裕子さん(中澤さんのInstagram)

── 子育ての悩みはありますか?

 

中澤さん:子どもが生まれてからは、今日までずっと悩みごとは尽きなくて。

 

今は2人とも小学生になっているんですが、今日もたまたま学校に行く前に、娘が学校であったつらかったことを「実はこういうことがあって」と話してくれて。とりあえず学校へは行かせたんですけど…。

 

大きくなればなるほど、人間関係も複雑になるじゃないですか。「誰かとケンカをした」とか、大人から見たらかわいい悩みでも、子どもにとっては深刻だったりする。私も幼少時代からずっと人間関係が悩みだったので、できるだけ理解してあげたいです。

 

親がいちばんの味方でいてあげなきゃいけないけど、味方になりすぎて、周りが見えなくなりすぎてもいけない。実は自分の子どもが加害者だったというニュースもあるわけで。

 

でも、いちばんの理解者でいたいから、悩ましいなと思います。

 

── 上の娘さんは9歳ということですが、早い子だと思春期に入る子もいますよね。

 

中澤さん:そうですね。性格もあって、娘は喜怒哀楽を見せないタイプの子なんです。子どもなのでもっと素直に表現してもいいんだけど、私自身もそういうタイプだったから「似ちゃったな」とは思います。

 

ただ、私の子ども時代と違うのは、私はいつでも娘のそばにいられるから、すぐに手を差し伸べることもできる。逆に「自分で解決しなさい」と言える環境でもある。目を離さずに、かといって口出しは多くせずにしていていかなきゃいけないときだな、と思っています。