湘南・江の島にある「新江ノ島水族館」で常時展開しており、SNSでもたびたび話題になる「ぬいぐるみクジ」。6月頭からぬいぐるみクジ「シラス」を発売していましたが、話題沸騰であっという間に販売が終了したそう。なぜシラスをぬいぐるみの賞品にしたのか、えのすいのスタッフにお話を伺いました。

えのすいでなぜ「シラス」のぬいぐるみ?

── SNSで「ぬいぐるみクジ」がたびたび話題になっています。ぬいぐるみクジとは、どんなクジですか?

 

スタッフ:
人気の生き物グッズや話題のスイーツなどさまざまな展開を行うポップアップストア「オッターショップ」にあるクジ引きです。まずはどのぬいぐるみのクジを引くか決めます。そしてクジを引いたら1〜3等あるいは4等まで、いずれかの賞品が当たる「ハズレなしのクジ」になります。

 

賞品はぬいぐるみで、当館で展示している生き物や、水族館らしい水の生き物が登場します。1等のぬいぐるみがいちばん大きく、4等がいちばん小さいサイズになります。

 

ぬいぐるみクジ目当てで当館に来場される方も多くいらっしゃいます。1回1000円でハズレがないということや、お客様参加型のワクワク感が人気の理由かなと思います。

 

── 今はどんな生き物がいますか?

 

スタッフ:
SNSで6月に「シラスクジ」を紹介したらひと月たらずで売り切れてしまいました。今は「アザラシクジ」「カワウソクジ」「イルカクジ」の3種類がいます。イルカは当館オリジナルでブルーとピンクの2色です。

シラスクジを始めた頃の棚。大小さまざまなシラスが大集合
シラスクジを始めた頃の棚。大小さまざまなシラスが大集合

シラスクジの場合は、1等が約76センチ、4等は33センチなので、4等は1等の半分くらいのサイズでした。

 

── なぜシラスのぬいぐるみを作ったのですか?

 

スタッフ:
当館では、世界初のシラスの常設展示を行っているからです。

 

江の島といえば、湘南の特産品であるシラスが有名です。水族館の目の前に広がる海で育つシラスの成長過程を紹介したいという想いがあり、当館では、2014年4月からシラスの展示を行っているのですが、これはとても難しいことで、世界で唯一の展示になります。さらに、館内でシラスの繁殖にも成功しています。