日本での「バスクチーズケーキ」ブームの火つけ役である『ガスタ』。休日ともなると、チーズケーキを求める人たちが店外まで行列を作っています。スペインのバスク地方にある老舗名店バル『ラ・ヴィーニャ』。このバルから製法を伝授されたお店は、世界中で『ガスタ』だけ。ココでしか食べられないバスクチーズケーキの魅力から、本場スペインの製法を日本に持ち帰るまでの秘話まで、余すことなくご紹介します。
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気楽にアレンジも楽しめる! バスクチーズケーキ
『ガスタ』の店内に入ると、ズラリと並んだ大小のバスクチーズケーキが目に飛び込んできます。『ガスタ』で販売しているチーズケーキは、一人で食べられる8センチサイズ、パーティーなどの持ち寄りに大活躍してくれそうな15センチホール(6〜8人前)の2種類。チーズケーキのトッピングとして楽しめる、塩とメープルシロップも販売しています。
トッピング用の岩塩とメープルシロップを置いたのは「本場スペインのように、自由にアレンジしてチーズケーキを食べてほしい」という思いがあったからだそうです。バスクチーズケーキの生みの親であるスペイン・サンセバスチャンのバル『ラ・ヴィーニャ』では、シェリー酒をかけたり、塩やコショウを振って、自分好みの味にチーズケーキをアレンジする人もいて、自分流の食べ方をしています。
店内左手には、丸い穴が空いた木製の棚があり、チーズケーキが均等に並び置かれています。この棚には重要な役割があるのです。それはチーズケーキの熱浸透をゆっくりと進め、蒸気を抜くこと。チーズケーキをこの特製の棚に置き、余熱で仕上げることで、ソフトな口当たりでありながらも形が崩れないようにします。